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本の紹介 『20歳の自分に受けさせたい文章講義」 【ネタバレ】


文章を書いていて、分かりにくい。

書きたい事が書けていないと思ったことはないですか?

意識することは、「相手に伝わるように書く」ことです。
この説明はわかるだろうと飛ばさずに説明をすることを心がけてください。

例えば、僕の記事では、
安いパソコンを買ってわかったことPart1、Part2
がたくさんいいねされている記事になります。

パソコンの知識は、結構1から説明するのは面倒なのと、
使われている用語が難しいんです。

なので、相手にイチから説明する必要があります。

なぜ自分の文章は伝わりにくいのか?


あなたが、文章を書くとき、頭の中に思いがあるはず。
頭の中の思いや言葉を展開する必要があるということ。

その思いを「あー面白い」や「楽しい1日でした」
などで終わらすのはやめようと著者は主張しています。

なぜ文章が伝わりにくいかというと、
読んだり見たりしたことのない人にイチから翻訳していないからです。
つまり、自分の頭の中の思いや、感じを言葉にする必要があります。
これが翻訳の作業です。

まとめ

何も知らない人に1から翻訳していない。
自分の頭の中の思いや、感じを言葉にする必要がある。


なぜ「文章」は伝わりにくいのか?


文章になると、表情や、声、仕草などが見えなくなるからです。
文章を書いた瞬間、あなたは、新聞になる。

実際の会話には、
声の高さやテンポ、視線の動き、表情などがあります。
だけれど、紙面には、文章だけになります。

例えば、
新聞記事や、Note、ニュース記事、小説。


以下が大切だと著者は語っています。


①自分なりの言葉で相手に伝わる内容にする。
例えば、こんな会話の流れ。

「昨日友達が、女友達と温泉に行ったんだ。」
「その友達が、女子友達と二人で泊まったらしい。」
「わざわざ遠くまでなんで二人で行ったんだ?」
「他に近くに旅館はあるのに」と俺が言った。

このやりとりが実際の会話だったとする。
このままでは、やりとりを伝えただけで内容がバラバラ。

これを自分の言葉で理解して、再構築する。

「昨日、俺の友達は、女友達と温泉に行ったんだ。」
「どうせなら、景色がいいところがいいからね。」
「わざわざ、遠くの新潟の温泉に行ったんだ。」

「去年、俺も温泉に行ったんだけど、カップル向けの温泉って感じだった。」

ここまでが、①の再構築...自分の言葉にし、話の内容を再構築する過程。

②再発見…語り手の真意(この会話では友達)を「こうだったのか!」と再発見する過程。

「女友達と温泉に行った。」「カップル向けだった。」
ここから、友達が告白するのかもしれないと気がつく。

そして、③の再認識は、自分がどこに反応し、何を面白いと思ったかだ。

必ず、あなたというフィルターを通して情報は、伝わる。
あなたが、面白いと思った情報にピントが当てられる。

この会話では、「カップル向け」と「女友達と温泉に行った」
にピントが当てられている。

まとめてみる。

①再構築…自分の言葉にし、話の内容を再構築する過程。
②再発見…語り手の真意(この会話では友達)を「こうだったのか!」と再発見する過程。
③再認識…自分がどこに反応し、何を面白いと思ったか。

これらが翻訳の作業だ。
この三つの翻訳作業は紙に書かなくてもできる。

身の回りにあるものや、昨日起きたことを説明してみよう。

例えば、机の上にあるiPhoneについて説明してみる。
「大きさは、手のひらと同じくらい。Apple社によって開発、発売された製品だ。」
iPhoneは、電話とインターネットを合体させた製品だ。
音楽もCDやカセットテープなしで聞くことができる。


まとめ

聞いた話を再構築・再発見・再認識をする。
自分の言葉で理解することが大切。
文章がうまく書けない人は、翻訳が足りていない。


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