プライベートも充実!年収3倍を実現したアイデアの生み出し方
・「現在進めているビジネスを加速させるためのアイデアが欲しいけどなかなかいいアイデアが出てこない」
・「一流のクリエイターのように奇抜なアイデアをバンバン生み出したい」
この記事をお読みの方の中にはそのような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつては山本もそうでした。
平日は雑務に追われ、「アイデアを生み出したい」と思いつつも時間がなく、いざ時間ができた土日に考えてもなかなか思い浮かばず、
大事な休日が仕事で(しかも何もアウトプットなく)終わる。
そんな日々でした。
アイデアを生み出したくても生み出すまで時間がかかり、さらに生み出されたものも質が悪い(結果を出せるアイデアではない)。
これが原因で私の仕事の効率は上がらず、仕事をしても終わらない。終わらないから睡眠時間を削る、
睡眠時間を削ることで集中力が欠けてミスが増えてさらに余計な仕事が増えるという悪循環。
そんな時、今回紹介する2冊の本と出会いました。
そしてそれぞれの本を参考にして、自分なりにしっくりくる「アイデアを生み出すフレームワーク」を作ってみました。
そのフレームワークに沿って仕事をしてみると、今までが嘘だったかのようにアイデアを生み出せるようになりました。
おかげさまで仕事の効率は上がり、プライベートも充実しました。
もちろんアイデアの質が上がったことで仕事の結果も出るようになり、当然ながら収入も増え、3倍になりました(小さいながらも会社を3つ経営し、それぞれの会社で利益を出すことができています)。
今回は私なりに生み出したフレームワークをご紹介します。このフレームワークは私だけでなく、
うちの社員も活用して効率的に質のいいアイデアを生み出すことができています。
ですので、これをお読みのあなたのお役に立てることと確信しています。
ちなみに、このアイデアの生み出し方のフレームワークはビジネス上はもちろんプライベートでも活用できます!
※なお、この記事は1→(1)→①という目次構成でまとめています
1、「アイデアの生み出し方」のフレームワークを身につけることでどうなったか?
まず、このフレームワークを身につけることでどんなメリット・効果があったかをまとめます。
(1)アイデアが出るスピードが上がった
まずは考えるべきことが明確になり、アイデアが出るスピードが上がりました。
以前はウンウンうなってもなかなか結果が出てない状態だったものが比較的短時間で成果が出せるようになりました。
(2)アイデアの質が上がった→そのアイデアに基づいて行動すると結果が出やすくなった!
何よりこの効果が大きいですが、アイデアの質が上がりました。
質が上がった、ということの意味としてはざっくり「そのアイデアに基づいて行動すると結果が出やすくなった」ということなのですが
厳密には2つあり、以下の通りです。
・考えるべきアイデアの目的・条件を明確にしたことでズレたアイデアを思いつくことがなくなった
・アイデアがより効果の高い結果を生み出せるものになった(例えば以前思いついたアイデアであれば100万円の売上を生み出せなかったのに対して、今回紹介するフレームワークに基づき生み出されたアイデアでは300万円を生み出せることになった)
(3)その結果?
(1)と(2)の結果、ビジネスが上手くいくようになり、当然ながら収入(会社の売上・利益)が増えました。
その上時間にも余裕ができたのでプライベートが充実しました。
つまり、いいことづくめです(笑)
2、フレームワークを生み出すにあたって参考にさせて頂いた書籍
そのまんまではないですが、フレームワークを生み出すにあたって参考にさせてもらった書籍は以下の2冊です。
いずれも名著ですので、「アイデアの生み出し方についてより極めたい!」という方は是非お読み下さい。
(1)アイデアのつくり方
言わずと知れた名著で、「オススメのビジネス書○選!」みたいな記事でよく見られる本です。
短時間で読めますので、もしまだ読んだことない方がいらっしゃれば是非読んでみて下さい。
この本で作者が伝えたいことは、アイデアとは全くの無から生まれるものではなく、既存の概念が変化したものがアイデア。
ですので、様々なインプットをしましょう。
(2)USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
次に紹介するのは、オープンから入場者数が右肩下がりでほぼ倒産状態だったUSJをV字回復させたマーケター・森岡毅さんの著書です。
この本は非常に分かりやすくマーケティングの本質について書かれており、全マーケターどころか全ビジネスマン必見だと個人的には思っております。
マーケティングの本は世の中に数多あれど、本質について書かれていなかったり、難解だったりで実はなかなかいい本がありませんが、その観点からもこの本は本当にオススメです。
3、そもそもアイデアとは?
アイデアのフレームワークについて説明する前提として、そもそもアイデアとは何かについて説明していきます。
アイデアの意味として個人的には、「目的(実現したい状態)と現状のギャップを埋めるための具体的な思考・施策・ツール」だと考えています。
間違ったアイデアが出ることがよくありますが、間違ったものが出てくる原因の一つとして、「目的を明確にできていない」ということが挙げられます。
つまり、アイデアを生み出す前提として目的があるはずなのに、目的なくただアイデアを考えるという状態に
なってしまっているのです。
先ほどお伝えしたように、ロジカルに考えると「目的あってのアイデア」です。
目的を意識できていないアイデアが目的を達成できる可能性は極めて低い(偶然にも目的を達成できるものになってしまっている可能性はあるが、
基本的には役に立たないアイデアな)のです。
4、アイデアの生み出し方のフレームワーク
ではいよいよフレームワークを紹介していきます。
以下の流れで思考を進めましょう。
(1)アイデアを考える目的を明確にする
(2)目的を達成する戦略を考える
(3)戦略を実現するアイデア(戦術)を考える
では、それぞれについて詳しくみていきましょう。
(1)アイデアを考える目的を明確にする
先ほどもお伝えしたように、アイデアとは「目的(実現したい状態)と現状のギャップを埋めるための具体的な思考・施策・ツール」と考えます。
ですので、まずは目的を明確化させましょう。
(2)目的を達成する戦略を考える
次に目的を達成する戦略を考えましょう。
①戦略とは?
そもそも戦略の定義は以下の通りです。
戦略とは、「競合に打ち勝ち目的を達成するために、いかに資産を準備・計画・運用するかの具体的な方法」のことをいいます。
②戦略の考え方
戦略は、目的(実現したい状態)と現状のギャップを埋めるものであるべきです。
例えば、現状100万円ある貯金を150万円まで増やしたいとしましょう。この場合、150万円まで増やすことが目的となります。
そして目的と現状のギャップは50万円なので、貯金を50万円増やすための方針が戦略となります。
その際に具体的に貯金を150万円に増やしたい期限が半年後であるとするならば、戦略は「半年間で50万円増やす方法」であるべきです。
ここでは大まかにしか紹介しませんが、50万円増やす戦略については様々なものが考えられます。
例えば、収入を増やすや支出を減らす、などです。もちろん、収入を増やしつつ支出を減らすという戦略も考えられます。
では、戦略として仮に「収入を増やすことで50万円増やす」を選択したとしましょう。
なお、先ほどもお伝えしましたが戦略は複数考えられます。いくつか考えられる戦略の中から現状を踏まえて最も目的を達成できる可能性が高いものを選択するようにしましょう。
③戦略の条件を考える
戦略を決めたら、その戦略を噛み砕いて、次に考える戦術(アイデア)の必要条件を考えます。
先ほど紹介した森岡さんの著書「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」でも述べられていますが、アイデアの条件を明確にすることは考えるべきことをはっきりさせる上で極めて重要です。
では、具体的に戦略を噛み砕いて、次に考える戦術(アイデア)の必要条件を考えるとはどういうことでしょうか?
先ほどの「収入を増やすことで半年で50万円貯める」という戦略を例にして考えてみましょう。
仮にこの方が副業を許されているサラリーマンだとしましょう。
さらに、学生時代にサークルの活動でWordpressを使ってHPをいくつか作った経験があるとします。
・サラリーマンとしての収入アップは頼れない
・平日は残業もあったりで仕事が忙しいから、お金を稼ぐために使える時間は土日だけ
・半年で50万円なので、50万円÷6ヶ月=8.666万円<9万円以上毎月コンスタントに稼げそうなもの
・投資などはナシではないが、騙されることだけは絶対避けたい→ちょっとでも胡散臭いと思ったら避ける
・自分の強みが活きる稼ぎ方
・お金を借りるという選択肢はない
これらをアイデアの必要条件とした上で思考を進めてみましょう。
(3)戦略を実現する戦術(アイデア)を考える
では、次はいよいよ具体的にアイデアを考えましょう。
アイデアを考える際には先ほど考えた必要条件がきっかけとなります。
例えば、土日だけでできる副業を探すことで具体的に稼げるアイデアを見つけるなどです。
(4)制限時間を決めてリサーチをする→それぞれのアイデアのヒントになりそうな資料・情報(本、雑誌、テレビ、Webの記事)にアタリをつける
必要条件をきっかけに、リサーチをしましょう。
現代ではインターネットがあるのでこれを使わない手はありません。
例えば、「お金を稼ぐ 短期」「副業 稼げる」などのキーワードで検索して具体的にお金を稼ぐ方法を探しましょう。
その結果、クラウドソーシングで簡易なHPを作って10万円~20万円もらえることを知ったとします。
定期的に仕事を受けることができれば、月に1サイト作ることで目的を達成できるでしょう。
その他、地道にはなりますが、月9万円であれば「日雇い 1万円以上」などと検索することで、大手求人情報サイトに掲載されているバイトを見つけて平日働くことで目的を達成することも可能でしょう。
なお、アイデアを効率よく生み出すためには時間制限を設けることも重要です。時間制限があることでアイデアが生み出されます。
だらだらと考えていてもいいアイデアは出てきません。
(5)アイデアを思いついたら目的達成までに具体的にやるべきこと(タスク)とスケジュールを明確にする
仮に先ほどの話で「クラウドソーシングで簡易なHPを作って10万円~20万円もらうことで目的を達成する」というアイデアを実行に移すとしましょう。
この場合、毎月1件は仕事を受注する必要があるので、例えば毎月5日までに次の仕事を受注する。
余裕を持って毎月20日には納品できるようにする。毎月コンスタントに仕事を受注するため、制作期間中も良い仕事の募集がないか常にウォッチしておく。
5、その他のアイデア発想フレームワーク
上記以外のアイデアのフレームワークをご紹介していきます。
(1)なぜなぜ法
TOYOTA自動車が業務改善するために開発されたアイデア発想フレームワークです。
その名の通り疑問や問題点が出てきたら「なぜ?」と問いかける手法です。
「なぜ?」を5回繰り返すことで、論拠が薄い話は通らなくなります。
①なぜなぜ法の使い方
なぜなぜ法は「なぜ?」を繰り返していく方法です。具体的には以下の通り進めていきましょう。
1.問題を書き出す。
2.書き出した問題に対して「なぜこうなるのか?」と、問いかける
3.なぜなら「〇〇だから」と、答える
4.2と3を5回繰り返す
②なぜなぜ法の使われるシーン
なぜなぜ法は以下のようなシーンで使用されます。
例1)効果が落ちてしまった
例2)当初立てた目標の通りに結果が出ていない
例3)Webサイトの認知度が低い
上記の通り、なぜなぜ法は何か問題が起きた時に使われます。
まだ何も問題の出ていない新規事業設立などには適していないことに注意です。
(2)マンダラート
マンダラートは今泉浩晃によって1987年に考案されたアイデア発想方法で、
紙などに3X3の9つのマスを書き、それを埋めていくことで、自分の中のアイデアを視覚化し、整理することができます。
マンダラートの使用方法は極めてシンプルです。9つのマスの中心に自分の考えたい内容を記述して、そこから外に連想していくだけです。
具体的には下記の通り進めていくことで思考を広げ、深掘りしていくことが可能です。
1.3x3のマトリックスを準備する
2.真ん中にテーマを記入する
3.真ん中のテーマから思いつくことをまわりの8つのマスに記入する
4.(まだ詰められていない場合)
8つのマスに書いたアイデアをテーマとして新たにマンダラートを作る
5.アイデアが詰まるまで繰り返す。
②マンダラートの使われるシーン
マンダラートはアイデアに行き詰ったときに使用されるアイデア発想法です。
9マスの中心に書いて外に広げるだけという手軽なのに非常に強力なこの発想法は、様々なジャンルで幅広く使用されているようです。
(3)KJ法
カードにアイデアを書き、分類することによってアイデアを発想する方法です。
①KJ法の使い方
マンダラートの使用方法は極めてシンプルです。9つのマスの中心に自分の考えたい内容を記述して、そこから外に連想していくだけです。
具体的には下記の通り進めていくことで思考を広げ、深掘りしていくことが可能です。
1.テーマに関するアイデアをカードに書き出します。テーマに関するアイデアをカードに書き出します。
書いたモノは机などの広げられるところに並べます。
2.書いたカードの中で、似たものを集めてタイトルをつけます
似たもの同士を集めたら、そのグループごとにタイトルをつけます。小グループを作成します。
3.さらに似たものを集めて、タイトルをつけます
2で集めたグループをさらにまとめ、大グループを作りタイトルをつけます。
まとめた大グループが10グループ以内になるようにまとめます。
4.3でまとめたものを紙の上で分類し、相関をつける
紙の上にそれぞれのカードを置き、少グループのタイトルや見出しに分解して、それらを今度はグループごとに線で囲みます。
また関連のあるグループは線を結ぶなどして関連性がわかるようにします。
5.分類したグループを文章化し、新しいアイデアや発見を確認する
グルーピングや相関を付けたものを改めて文章化し、そこから今までになかった新しい発想を得ます。
②KJ法の使われるシーン
KJ方は、所持していて分類されている情報が多ければ多いほどその効力を発揮します。
得ている情報の数が多いが、それらから更に新しいアイデアを得なければならない時などに使用されます。
またKJ法は単純に思考の整理をしているだけ、と勘違いされますが、
数多の情報の中から上記の手順の最後の5番で新しい着想やアイデアを取り出すことができることこそKJ法を使用する本当の強みです。
(4)マインドマップ
テーマを中心に置き、そこから自由にアイデアを放射状に書いて発想をしていくアイデア発想法です。
複雑な事象も分解して考えることができる手法なので、それらも瞬時に理解することができると言われています。
①マインドマップの使い方
1.真ん中にテーマを記入する
2.テーマから枝を伸ばして、その先に思いついたアイデアを記入する
3.そのアイデア(キーワード)から思いついたアイデアをさらに枝を伸ばして記入する。
4.アイデアが詰まるまで繰り返す
②マインドマップ作成時の10のルール
マインドマップはやり方自体は非常にシンプルですが、いくつかルールがあります。
これらを守ることによって、制作したマインドマップがより視覚的に様々な情報を理解することができるようになります。
1.中心の表題は3色以上を使用し、イメージを描きます。
2.図、コード、シンボル、空間の広がりを使用しましょう。
3.乗せるキーワードは様々な文字で表現しましょう。(ひらがな、カタカナ、漢字)
4.一つの線に、一つだけの言葉、図を置きます。1つの線に2つ以上はNGです。
5.線は全てどこかの別の線に繋がっている必要があり、中心は太く、外側に行くほど細く描きます。
6.描く線の長さは、乗せる図や単語の長さと統一させます。
7.グルーピングや相関など全体を通じで様々な色で表現しましょう。
8.誰かの真似ではなく、自分独自のマインドマップを作成しましょう。
9.キーワードの強調効果や、別のキーワードとの関連付けをしましょう。
10.階層を視覚化しやすくするために、半径方向外側に広がっていくように線を作成しましょう
③マインドマップが使用されるシーン
情報を整理することや、複雑な事象を整理する際に使用されるので、アイデア出しのタイミング以外にも、人間の感情面などの整理や決断時の手助けの際に使用されます。
・自己分析
・勉強の復習
・仕事で不安にかられた時(感情の整理)
・何かを記述することになった時
(5)MECE (Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)
モレやダブリを確認することで、まだ出し切れていないアイデアなどを発想する方法
①MECEの使い方(マトリックスを使用した場合)1.物事の分類基準(切り口)を明確にし、独立した軸を決め、縦軸横軸それぞれの軸に記入する
2.そのマトリックス上のマスをひとつひとつ埋めていく
②MECEの切り口
・3C Customers:市場、Competitor:競合、Company:自社
・4P Product:製品、Price:価格、Place:流通、Promotion:プロモーション
・費用の分類 固定費、変動費
・費用の分類 直接費、間接費
・賛成・反対
・可視・不可視
・製品開発・調達・生産・販売・物流・サービス
etc...
まとめ
今回はアイデアの生み出し方について紹介してきましたがいかがでしょうか?
今回紹介した流れでそのまま考えて頂くことで、スピーディーに質の高いアイデアが生み出されることでしょう。
そうすれば仕事で結果が出ることはもちろん、プライベートも充実します。
今回の記事があなたの人生をより豊かにするための参考になれば幸いです!!
「マーケティング×組織構築でクライアントにワクワクを生み出す」をVISIONとする株式会社猿社長/記事LPも強み/TVログプロデューサー/不動産投資の教科書社長/国会議員秘書しつつ起業←弁護士ドットコム←ニート←東大中退/モノノフ/ドラマ好き