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自宅介護を終えて(成長)#2
昨日にこのような記事を出した。
今回は、自宅介護をしたことによって、変化したことをプラス面に考えて記してみる。
寝る前や、お風呂に入っている間にふと考えてみると、多くの学びがあったと思う。その中でも、当事者意識・環境適応・逆境の3つで話してみる。
当事者意識
介護現場では、当事者意識を重要性が顕著なんだと感じた。大きく分けると、患者と介護者の2面性のように見えるが、細かくみると、その家族や、介護者もケアマネージャーさんや訪問看護さん、介護器具の業者さん、や保健師さん、病院の方………。
多くの方が関わってくださっている。そして、自宅介護になると家族の立場もある。それぞれがそれぞれの思惑がある。患者の気持ちを全て叶えようとすると、家族が潰れる。家族の願いを全て叶えると、患者は施設送りだ。
今回は、私が介護者であり、家族であった。しかし、患者側も考えないといけないし、施設や訪問看護の方のスケジュールも確認して、無理を言うべきかどうかも考えないといけないし、他の家族のことも考えないといけない。どれか一つを放棄すると、誰かが無理な苦労をする。
全員の妥協点を見つけることが大事だ。これこそ当事者意識を持って、全員の立場を考える。
1年以上私は毎日欠かさず、そのことを考え続けた。だから、人の気持ちを考え続ける癖がついた。
どう変化したか。
まず、単純に考える容量が増えた。そして、多くのチャネルで考えられるようになった。
画像いれる。
環境適応
新型コロナウイルスの蔓延により、世界のさまざまな環境が変化した。ダーウィンが生き残るものは環境に適応するものだと言った言葉をこれほどまでに受けるとは思わなかった。
私の大学生活は普遍からある種の危機的状況になった。生活環境が変わっただけでなく、友人関係や恋人関係などの人間関係など、外部との関係さえも一新された。
ただ、その中で最大限のパフォーマンスをすることが大事だと思った。変えられない環境の中で、変わるのは自分だった。
制限された起床時間や就寝時間、充分に与えられなかった睡眠時間や食事時間。ただ、勉強だけは止めてはいけないと思い、1日に何時間も勉強した。量も増やした。
ある日を境に量を伴いながらも質を重視するような学びに変えた。こうして、学びのアップデートや生活のアップデートを行った。
環境適応能力は、コロナ禍で重要視される能力の一つになったが、私はコロナがあろうがなかろうが、アップデートされた能力を手にできたのだ。幸運この上ないことだと感じる。
逆境
絶対に負けない。
この気持ちだけはいつの時でも折れなかった。必ず、介護をして見せる。少なくとも私が就職の関係で介護離脱するまでは、と思った。
逆境と書いてみたものの、鍛えられたのは精神面です。何度泣いたことか。それでも強くなって返ってきたのだと感じる。自宅介護が理解されない社会の中で、社会のせいにせずに、耐え抜いた力は段違いだ。
本当は弱音を吐くこともあったし、嫌だと思うことはある。でも、ここまで来れたのは、それ以上の未来への期待と自分の無意識の底力(逆境)なのだろう。
もちろん、周りの支えがほとんどなのだが、微力ながら、自身の鍛えにもなった介護期間に私は感謝したい。
学びは多くあり、まだまだ書くことができる。
最も感じられた幸運は、このように考えられる都合のいい思考力と、本当に大切にしたいと感じる人の存在だった。数少ない友好関係の中だが、前の記事にも書いた通り、私の力を全て出してでもその人たちの夢に協力したい!と感じる。
ここでサポートいただいたものは、全て私の母の病気への還元に使わせてただいています。