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ネイティブバイリンガルを考察してみた。

オーストラリアに移住し早6年、第二言語をやっとこさ習得した自分が本物のネイティブバイリンガルと接して分かったこと、発見したことをまとめています。


ざっくり4種類のバイリンガルが存在する

私の周りには、日本の両親を持つ海外育ち・片親が日本語を話さない環境で育った友人がいます。彼らは英語と日本語を何不自由なく使いこなしていますが、だんだんと一人一人が違うレベルや状況にいることに気づきました。

上記のリンクがとてもわかりやすい図です。どちらの言語も同じレベルで使いこなす人はほとんどいません。唯一日本で弁護士をしているオーストラリア出身の知人は、英語はもちろん、敬語やビジネス日本語を完璧に使いこなします。ほとんどの場合は得意な言語に偏りがちです。

下の動画でも、バイリンガルあるあるをとても忠実に再現しています。


言語の切り替えが早い

幼少期から二つの言語を聞く状況下の子供には、コードスイッチという、自然と2つの言語(ここでは日本語と英語)を日本語脳と英語脳の2つのチャンネルを切り替えて使い分けることができる現象が起こります。(https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478102376/diamondinc-22/ を参照)

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すでに母国語の基盤があり英語を第二言語としている人は、プロセスに「翻訳」が加わりますが、ネイティブバイリンガルは、その情景をイメージしてどちらかのチャンネルで発します。上記の写真左は「イヌ=dog」としていますが、右では犬がいたら、日本語脳と英語脳で判断し、周りの環境によって切り替えて発言します。

日本語脳、英語脳の切り替えができると、文化が結びつくような表現「よろしくお願いします」や「お疲れさまでした」などを英語の情景を想像して言葉を選ぶことができます。翻訳に依存していた時は、無理やり変換してネイティブは言わないような不自然な表現を使っていました💦

練習する際はぜひ、英語を英語で理解するスキルを身につけましょう!

考察

ネイティブバイリンガルはだいたい4種類に分けられる
ネイティブバイリンガルは2つの言語を切り替えるコードスイッチがある

モノリンガル(一つの言語を話す)もバイリンガルも、その人がいたい環境や文化で、十分なコミュニケーションができているのならそれでいいと思いました。が、やっぱりバイリンガルは羨ましいです。笑



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