小川奈緒

エッセイスト・ライフスタイリスト。最新刊『家が好きで』が4月27日発売。既刊に『すこや…

小川奈緒

エッセイスト・ライフスタイリスト。最新刊『家が好きで』が4月27日発売。既刊に『すこやかなほうへ 今とこれからの暮らし方』『ただいま見直し中』『直しながら住む家』など。Voicy『家が好きになるラジオ』も配信中https://linktr.ee/nao_ogawa

マガジン

  • ヨガ哲学から学ぶこと

    毎週金曜更新、月4〜6本(おまけ記事あり)。収録しているエッセイは1本¥300の有料記事としても読めますが、月額600円でマガジンを定期購読すると、登録月以降の記事を1本あたり半額以下で読めるためお得です。

  • 書籍『すこやかなほうへ』下書き集

    2022年12月発売のエッセイ集『すこやかなほうへ』(集英社)に収録されたエッセイの下書きをまとめました(有料記事はのぞく)。書籍用に改稿する前の、WEBで読む文章としてリリースしたものになります。

  • 中学受験2021

    娘の中学受験に伴走した日々。

  • 子育ての日々

    小学生から中学生へ。ややこしい年頃の子どもに手を焼きながら。

  • 仕事について

    仕事をしながら考えたことや、悩んだこと、乗り越えたこと

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はじめまして

はじめまして、小川奈緒です。 初回の記事なので、まずはこれまでの仕事のプロフィールから書きます。 大学を卒業後、わたしは2つの出版社で計6年間、社員編集者としてファッション誌の編集部で働きました。 2001年にフリーランスとなってからは、20代から50代まで各年代のファッション誌、ライフスタイル誌、カタログ、書籍などの編集ライターとして活動し、近年は著書の出版もしています。 著書は、2010年にイラストレーターの夫との共同作品集として自費出版した『Table Talk

    • ミニマルライフは目指さず辿り着く場所②

      ミニマリスト生活を目指して大がかりな断捨離を行わずとも、ヨガというライフスタイルを実践していくことで、自然に心と体と生活の贅肉が削ぎ落とされてゆき、いつの間にか「この暮らしはミニマルライフと呼べるのではないか?」という境地にたどり着いている。 そんなことをぼんやり夢想しているわたしが、稲垣えみ子さんの『家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択』を読んだら、ここに書かれていることはまさにヨガ哲学ではないのか?と感じ、本の内容に沿ってヨガ哲学の「無執着・離欲=ヴァイラー

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      • ミニマルライフは目指さず辿りつく場所①

        今、一人で暮らすとしたら、どんな家にするだろう、と想像してみる。 ガラーン、とまではいかないにしても、おそらく、どちらかといえばミニマルな空間になるのはたしかだ。 毎朝ヨガをするための床面積が必要だから、ドーンと場所をとるソファはきっと置かない。 窓の外に緑が見える配置で机を置き、体になじんだ椅子で執筆をして、使いやすくて片づけやすいキッチンに、厳選した調理道具と食器を置こう。 服を極限まで減らすことはしない気がするけど、靴はスニーカーとブーツも含めて4、5足もあれば

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        • ヨガとダイエット②

          人生後半でダイエットに向き合うことは、この先一生、食べることを通して内側から満たされ、太ることに悩まされない、本質的に自分に合った食事法を真剣に探すことだ。 前回の「ヨガとダイエット①」では、少しずつ自分の食の思考が菜食に寄ってきている現状と、人類の健康にとってもむしろ菜食の方が自然という考え方もある、ということを書いた。 *「ヨガとダイエット①」はこちら ……それにしても、まさか50代になって、全身ピタッとしたヨガウェアに身を包み、ヨガのアーサナ(ポーズ)を練習する動画

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        • ヨガ哲学から学ぶこと
          ¥600 / 月
        • 書籍『すこやかなほうへ』下書き集
          12本
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        • 中学受験2021
          21本
        • 子育ての日々
          10本
        • 仕事について
          24本
        • 大人のおしゃれの話
          9本

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          【おまけ記事】わたしのサットヴァごはん①ある日のブッダボウル

          定期購読しているveggyの巻頭ページに毎回載っている表によると、プラントベース食には13種類あって、現在のわたしはそのなかで「セミ ベジタリアン:基本的に穀菜食でお肉を食べる機会が少ない」もしくは「フレキシタリアン:フレキシブルな穀菜食で、基本的には動物性食品を避ける傾向があるが、食べたい場合は無理せず食べる」に該当するのかと思う。 最近は、見た目にも華やかで食べ応えも十分な菜食丼としてSNSから話題となったブッダボウルにハマっていて、ワンプレートに玄米とさまざまな植物性

          【おまけ記事】わたしのサットヴァごはん①ある日のブッダボウル

          迷惑な人との距離感をどうとるか、という悩みへの答え

          ある日、Voicyのプレミアムリスナーさんから「職場の同僚に不機嫌モンスターがいて悩んでいます」という内容のお便りが届いた。 縁側仲間で悩みを共有した神回放送こちらはフリーランス歴が20年を超え、職場の人間関係に悩む状況からはしばらく遠ざかっている。 そのため、他のリスナーさんからも回答を募集したところ、親身なコメントがたくさん届き、それらをわたしが放送で読み上げた回は、まさしく神回と呼ぶのにふさわしい内容となった。 わたしからの回答には、ヨガ哲学の視点を取り入れてみた。

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          迷惑な人との距離感をどうとるか、という悩みへの答え

          自分の役割(ダルマ)に従って社会と調和する生き方

          今回は、「カルマヨガ=行為のヨガ、行いのヨガ」について深掘りをする第2回目。 前回、カルマヨガを取り上げたエッセイでは、「結果がすべて」という中学受験が、自分にとってなぜあれほど辛かったのかを理解するまでを書いた。 今回は、中学受験の伴走期を含む40代の10年間が、わたしの仕事人生における低迷期だったこと、そのトンネルを抜けたきっかけは、「これからは人に求められることに応えたい」という意識への転換にあったことを、ヨガ哲学の視点から書いてみたいと思う。 やりたいことでは社会

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          ヨガとダイエット①

          自分としてはベストと思っている体重から、1キロちょっと重い状態が、かれこれ4か月も続いている。 「寒さから身を守るために体が脂肪を溜め込む時期に入った」などと自分を安心させていたものの、もともと痩せ体質の夫が、わたしに付き合って玄米を食べるようになったらさらに痩せてしまい(体調はすこぶる良好なのだけど)、身長差は12センチもあるのに、体重差がほとんどないという状況である。 ちなみに、以前noteで月曜断食について書いた文章(その後『ただいま見直し中』にも収録)の導入と、今

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          「結果がすべて」の中学受験があんなにつらかった理由

          一人娘の中学受験に伴走した2年半が、わたしの前半人生における最大レベルのトンネル期だった、という話を、これまでもくりかえし書いてきた。 noteではリアルタイムで苦悩を書き連ね、受験終了後はマガジンとしてまとめた。それから3年が経つ今も、中学受験生の親を経験する方から「共感しっぱなしでした」という感想をいただくことがある。 同じように子どもの中学受験を経験した人と話すと、「最後の半年は記憶がない」とか「過去問の時期は本当に辛かった」といった共通の体験談で盛り上がることはあ

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          映画『PERFECT DAYS』からヨガ八支則を学ぶ

          名匠ヴィム・ベンダース監督の映像美と、俳優の役所広司の演技の素晴らしいセッションによって、2023年、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞した映画『PERFECT DAYS』。 先日開催された日本アカデミー賞でも、最優秀主演男優賞と監督賞を獲得した。 わたしのVoicyプレミアム放送でも課題映画としてリスナーさんにおすすめし、特集回を組んだほどに感動したこの作品。 リスナーさんたちが放送のコメントやインスタグラムの投稿に書き込んでくださる感想も、イキイキとし

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          2月分マガジン購読料ご返金(3月末〆切)についてのお知らせ

          ※この記事は、noteマガジン「ヨガ哲学から学ぶこと」の定期購読を、2月27日〜29日にお申し込みくださった方に向けての内容となります。 noteマガジン「ヨガ哲学から学ぶこと」をご購読くださり、ありがとうございます。 新しいチャレンジでしたが、スタート早々からたくさんの方にご購読いただけたことが、大きな励みとなっています。 このマガジンは、1本目の記事公開が3月1日(金)でしたが、マガジンのトップページを2月27日(火)に公開しました。その直後から、2月29日までにお

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          今は人生のどの段階にいるかを俯瞰する

          好きなことを仕事にして生きていこう。 風の時代に入って、そう叫ばれるようになってから、逆に悩むようになった人も多いのかもしれない。 少し前まで、仕事なんてお金を稼ぐことが目的なのだから、楽しくなくても当たり前。 理不尽な思いもぐっと飲み込んで、たまったストレスは、仕事以外の時間に発散するのが当たり前、だった。 23年前、わたしが会社員からフリーランスに転身した当時は、まだどっぷり土の時代。 地位や名声、学歴とか就職先の有名無名であからさまに人の価値がはかられ、仕事におい

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          今は人生のどの段階にいるかを俯瞰する

          このマガジンで書いていくこと〜1本目のエッセイ「他人とくらべて自信をなくしたときこそヨガをする理由」

          2023年、ヨガのインストラクター資格であるRYT200を取得しました。 そもそも資格を取ろうと思ったのは、20年近く唯一続けられた運動にして、いつも心身の健康を支えてくれる大好きなヨガについて、よく書いたり語ったりしていたら、「奈緒さんからヨガを習ってみたいです」という声がちらほらと届くようになったからでした。 今になってみれば、そうしたコメントをくださった方は、そこまで本気で言っていたわけでもない気がしますが、根が単純で真面目なわたしは「一からヨガを学び直さなくては人

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          Voicy1万人記念イベント 制作ノート

          2023年6月10日土曜日、パーソナリティとして活動している音声プラットフォーム「Voicy」のチャンネルフォロワー1万人達成記念イベントを開催しました。 このイベントの企画立ち上げから、大成功での閉幕に至るまでの一部始終を、ここnoteに詳細に書き残しておくことにします。 イベント舞台裏のドキュメントなので、読みたい人だけ読んでくれたら、という鍵かけの意味で、有料記事とします。 でも、書き上げてみれば、この記事は、たとえるなら映画のパンフレットに収録されるプロダクション

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          新しい肩書きで新しい一歩を

          月星座占星術のKeikoさんのインスタライブに出演した際、わたしのホロスコープを見ていただくという幸運な機会に恵まれ、「今年の牡羊座新月以降、新しい肩書きが増えるでしょう」との予言まで授かった。 単純なわたしは、「ならばいっそ自分から肩書きを変えにいこう」と、4月20日の牡羊座新月の日から「エッセイスト・ライフスタイリスト」と名乗ることにした。 そのことをVoicyの放送で発表し、 このnoteやインスタグラム、Webサイトなどのプロフィールも、気づいたものから「エッセ

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          これからのはたらき方を見直す

          人生100年だとして、後半の人生がスタートしたばかりのわたしは、昨年から音声配信や自宅ワークショップを始めたり、今年からヨガRYT200取得のための講座を受けたりするなかで、今後のはたらき方について、あらためて考え直している。 そのなかでの大きな変化として、まず、ずっと揺らいだことのなかった「自分は物書きであり、ずっと本を出し続けていく」というかたい信念のようなものを、いったん手放してみることにした。 これは、なにか心が揺らいだことによって生まれたものではない。 むしろ現

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