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台風を受け止めながら人は長生きする?

以前の記事「ヨガとダイエット③」でも取り上げた『The Blue Zones(ブルーゾーン) 2nd Edition(セカンドエディション)世界の100歳人(センテナリアン)に学ぶ健康と長寿の秘訣という本。

読んでみたいと思ったきっかけは、愛読誌『veggy』に載っていた、この本の翻訳と監修を担当した荒川雅志教授のロングインタビューだった。

vol.90(2023年10月号)の「アジアで唯一のブルーゾーン・沖縄に学ぶ 人とつながり、自然に身をゆだねる生き方」と題した4ページに渡る記事である。

世界5大長寿地域であるブルーゾーンについては前回の記事に詳しく書いているが、荒川教授ご自身、アジアで唯一のブルーゾーンである沖縄に20年以上前に移住し、長寿者のライフスタイルや健康長寿素材の研究を行っているという。


長生きする人たちの共通点

インタビューページには、ブルーゾーン5地域に共通する9つのルールが載っている。

これは本の最終章でも「世界の百歳人(センテナリアン)に学ぶ健康と長寿の9つのルール」として60ページ近いボリュームを割いて解説されていて、5つのブルーゾーンの取材を通して浮かび上がった「長生きしている人の多くがやっていること9つ」という興味深い研究結果報告である。

項目だけざっと挙げると

  1. 適度な運動をしている

  2. 腹八分で摂取カロリーを抑える

  3. 植物性食品を食べる

  4. 適度に赤ワインを飲む

  5. はっきりした目的意識を持つ

  6. 人生をスローダウンする

  7. 信仰心を持つ

  8. 家族を最優先にする

  9. 人とつながる

……だそうだ。

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