羨ましい人を妬まない心を育てる練習
突然ですが、「羨ましい人」はいますか?
わたしは、現時点ではパッと思い浮かぶ人はいない。
すごいなぁ、と尊敬したり感心したりする人は何人もいるけれど、「それに比べて自分は……」という思考につながっていくことがほとんどない。
昔からそうだったわけではなく、年齢と経験を重ねたことや、ヨガを続けてきたことで、他人と自分の切り分けが上手になってきたのだと思っている。
住む場所と働き方を変えた結果、収入が年々下がっていった40代は、こんなに穏やかな心情ではなかった。
自分で決めたことなのに、その選択に自信が持てなかったし、収入が下がったのは、社会から必要とされる存在ではなくなったからだと本気で考えていた。
シビアな現実やネガティブな感情と向き合いたくない、という理由で、周囲から勧められるインスタグラムもやらなかったくらいだ。今では、信じられないけれど。
だからときどき、Voicyのプレミアムリスナーさんから、「インスタを始めてみたけど上手に楽しめなくて、自分には向いていなかったみたいです」といった声が聞こえてくると、「そういう気持ちは大切にしていいと思います」と返すようにしている。
SNSなんて、憂鬱になってまでやるものじゃない。
でも、わたしは、ある時期からやってみて、本当によかったと心から思っている。
素敵な人たちと出会い、あっけないほど簡単につながることで、仕事も、人生も、可能性が開けたと感じるから。
嫉妬はしあわせを遠ざけると知る
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