DAY 2
2018AUG17
この木材が置いてあるところが、実際に家を建てるところである。なのでまずこれをどかさないことには始まりません。今日はそこからです。
屋根を防水にする為に使用するシートが届きました。アスファルト防水というそうで、旧約聖書のノアの箱舟にも登場する、世界最古で最も信頼性の高い防水材料はアスファルトだそうです。今回使用したICOPALという素材はデンマークのほとんどのサマーハウス(日本でいう別荘)の屋根で使われています。日本にも支社があるようです。
http://www.icopal.co.jp/products.html
とりあえず木を移動しましたが、垣根の木や雑草や良く分からないもので溢れかえっています。上の写真の左側の塊はボートなのですが、それも移動です。
道のりは長くなりそうです。
そして、お昼後にKristofferの本職、Joiner(建具屋)の仕事を活かした単発仕事の為、外出です。
ここにあった古い暖炉を回収して、新しい暖炉を設置します。
鉄のパイプをカットする為に引く真っ直ぐな線は、ただサンドペーパーを巻きつけます。
レンガの間に詰めるセメントを作り、良い硬さになるまでの時間に、家主の方がコーヒーを出してくれました。そして、一緒に座ってたわいもない会話を。70歳ぐらいの方でしたが、昔はエンジニアだったようです。この、自然な会話や人との関係は日本に持って帰りたい文化でもあります。
完成。合計で3時間かからない作業でした。彼の熟練した手さばきと道具の扱い方、工夫は長年の経験と、デンマーク人のクリエイティビティが詰まっていると感じます。
荷台に廃材を乗せ帰宅です。
ちなみに、この外付けタイプのトレーラーは、デンマークの多くの車が取り付けられるようになっています。
ちなみにこの回収した古い暖炉は、鉄工職人にあげるそうです。鉄の塊なので結構なお金になるとのこと。「その代わり、何か困った時に相談できるからね。」と、横の繋がりはとても重要です。
帰り道に買い物。スーパーのレジ前にあった機械に感心しました。カゴを黒い出っ張りの方に置けば、自動で上に持ち上げてくれるというもの。
この小さなことで、「カゴを持ち上げられない人」でも簡単にレジに商品を乗せることができます。
そして、家に帰って、奥さんと子どもが帰ってくるのを待ちながら料理です。本当に料理が美味いKristoffer。
そして皆が揃い、18:30に皆んなで夕食を頂きます。
フムスとサラダと自家製パン。簡単ではありますが、皆で取り合って談話。「これがヒュッゲだよ、日本にもこの雰囲気を指す言葉があるはず。」とKristoffer。ほっこりとか、まったりとか、落ち着く、とかだろうか。とにかくヒュッゲというのはデンマーク特別なものではないようだ。
少し暗くなるのが早くなってきましたが、8月下旬なので21:00でもこの明るさです。
今日もお疲れ様でした。(家いつできるかな…)
DAY3につづく。
なにかのヒントになっていたら幸いです。