DAY 3
2018AUG18
昨日移動できるものはどかし、今日は木などのカットからスタート。
チェーンソーでザクザクと切っていきます。
切り終わった枝や草を片付けます。といっても、冬に焚き火をする為に燃やすので、庭の端っこに置いておくだけ。
これを全て移動します。
そして、とうとう家の基礎作りです。
一番大事だと言う、小さい家の底に来る2本の要の木材を設置していきます。
この2本の土台がなるだけ水平になるように、下にコンクリートの板を敷いたりして高さを合わせていきます。ここで、水平器で整えるのですが、自分が細かく見ていると、あとで狂うからそこまで合わせなくて大丈夫と、大まかに整えていきます。
次に、2本の柱を繋げる為の木材を切り出します。これも見ているとかなりラフに見えますが、大丈夫大丈夫と。
使う方にバツを着けて間違えて切らないようにする。
木材をどんどんと切っていきます。(後ろに写っているのは奥さんのMette)もちろんですが、家を建てる為に必要な道具、木を切る道具が全て揃っているのでとてもスムーズです。
切った木を土台の上で組んでいき、床となる部分の基礎を作っていきます。
すべて繋ぎ終え、床になりそうな状態に。やっと目に見える形で進んだことで完成が待ち遠しくなりました。
ここで、自分の為に修理に出してくれたという自転車を取りに、お出かけです。
奥さんもランドローバーに乗っています。
自転車を無事引き取りました。とても良い家族に恵まれて幸せです。
ちなみにレタスは1玉¥195ぐらい。大きさを考えるとすごく安い気がします。
そして今日の作業は終わりです。
子ども達が今週はいないので、簡単なチャーハンが夕食です。デンマークでもチャーハンを作る家庭があることに驚きましたが美味しかったです。日本のそれとはまた味が違く、色々なハーブの味がします。
全く話が変わるのですが、デンマークの結婚について少しお話を。
デンマークは離婚率が
46.75% (2017年)
日本
約35% (2017年 婚姻数607,000人、離婚数212,000人で算出した場合)
と比べてもとても高い。
その要因の1つに、離婚が至って簡単に行えることが挙げられます。
デンマークは様々なことがオンラインで可能ですが、離婚すらもオンラインで可能なのです。オンライン上で約7,000円を支払って、ボタンを押すだけ。1週間以内に離婚が成立します。
それと同時に、再婚率も多いと個人的には思います。が、更に良く聞くのが結婚はせずに、パートナー(事実婚?)として、生涯を共にするカップルです。お互いに連れ子がいる場合も、結婚せずにパートナーとして生きる選択をするのは珍しくありません。
そこで面白いのが、連れ子がいる場合。子どもが1週間ごとに、それぞれの両親の元で暮らすのが、何となく一般的な育て方とのことです。
今週はお母さんの家、今週はお父さんの家と。
またそれぞれ、新しいお母さん、お父さんがいることも珍しくありません。
そして、親達は元奥さん、旦那さんの新しい旦那さん、奥さんのことも知っているのです。子どもが行き来するわけなので。
こういったことを見聞きすると、日本とは結婚、子育てに対する価値観が全く違うのではないかということが垣間見れます。
なので、離婚率は数字では比べられるけれども、その高い要因は、数字だけでは見えず、更に日本人にとっては理解し難いものであると思います。
この文化は彼らがそれが最善だと考え、作り上げてきたものです。もちろんこういった文化は、歴史や風土や政治や社会システムと色々絡まり合ってできているので、単純には比較できないものでもあります。
果たして何が正解かは分かりませんが、全く異なる文化を、様々な側面から観察すると、どうしてそうなっているかが見えて来る、そうして初めて日本との比較がうっすらとできる…最近はそんなことを考えています。
なので今後、個人的な気になった題材の考察を少しづつまとめていければと思います。
DAY4につづく。