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海賊船リーダーにできること、の話

こんにちは!今日も、自身の経験やインプットの機会を通じ、組織と人にまつわるアレコレをとりとめもなく考えた軌跡をお届けしてまいります。

『海賊船』に乗ったことを、忘れてる?

一昨日、株式会社NOKIOO(ノキオ)さんのイベント HRライブ2003 Day2「ビジョン x 浸透」回を、オンラインでながら視聴させて頂きました。貴重な学びの機会をありがとうございます!
割と冒頭でのこがねんさんの一言に、電気で痺れるような感覚を受けまして。『みんなが、組織で働いてるってこと、忘れちゃってるんですよね…』

こがねんさんの言葉を借りれば、組織は『海賊船』であり、共通の目的=『宝島』に到達して宝を山分けするため協働するチーム、というわけです。が、実際のところ、多くの人が、そのこと自体を忘れがちになっているのでは?という投げかけがあり、、、

白けるでもなく、反発しているでもなく、悲観・傍観しているでもなく、実は「忘れている」のだ、という表現が、あまりにピッタリ嵌る感覚があって、ビビビと感じたのでした。

『海賊船』のリーダーはどうすれば?

目的を「自分ごと」だと全メンバーが思い出してくれるようにするためには、『海賊船』のリーダーはいったい何をすればよいのでしょうか。

上記のイベント内でも、様々に語られた要素がありました。私は特に『海賊船』の航海に『わたし(メンバー)』が主体的に関与できることを担保できるか、ということが肝要であるように思います。

具体的には、以下となります。
 1)自身の業務範囲における日々の判断を、目的に適合する形で、自ら決定・実践する権限が与えられるかどうか。必要なフィードバックを適時受けることができるかどうか。
 2)自身のチームにおける日々の意思決定に参画し、目的に擦り合うよう、視点やアイディアを加えることができるかどうか。いちど意思決定されたら、実践の主体的コミットが求められているかどうか。

不確実性の高い環境において、今般、より求められているのは、特に2)の領域であり、より難易度が高いのも2)の領域だと考えます。『海賊船』のリーダーのお仕事には、謙虚なリーダーシップの実践、多様性の理解、話し合いを最大限有効に活用するスキルなどが強く求められると思います。

話し合いの技術

話し合いによって生産性を上げるための、必読書と言っても過言ではないのが、立教大学 中原 淳先生の著作「「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法」です。

話し合いの意義、定義から、対話&決断フェイズそれぞれに必要な要件(進め方)を学ぶことができます。衝撃的なほど平易で腹落ちする解説なのですが、多くの人にとって実際に実践することは相当に難しい内容ではないかと思います。特に「良質な問いの提示」を会得するためには、意識した相当の訓練が必要であるように思います。私自身、今回読んでみて、できていないなぁ!と耳が痛くなる点ばかりでありました。

あなたは、『海賊船』のリーダーですか?もしそうならば、今日から、話し合いの技術をともに学び、拡げていきませんか?

お読み頂きありがとうございました!

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