手

誰もいない寝室から、裸の手が出てきた話

怖さ:★☆☆ 不思議さ:★★☆

日ごろ、お仕事をご一緒させていただいている20代のカメラマンさん。芸術というか感性を必要とするお仕事をされている方なので、試しに「怖い話ありますか?」とたずねてみました。すると、子どものころにはしょっちゅう金縛りにあったり、西洋の街並みの中で死ぬという同じ夢を何回も見たり。。。思った通りいろいろ不思議な体験をされていました。

さて、そのカメラマンさんが幼稚園に通っていたころのお話です。

ある夜、家にお母さんと二人で家にいました。お母さんはお風呂から出て、化粧水をつけたり、お肌の手入れをしていたそうです。

幼かったカメラマンさんは、リビングにいて一人で遊んでいたそうです。すると開け放ってあった寝室のドアのところから突然、手がニュッと出てきて、彼に向って手を振ったそうです。

服を着ているわけでもなく、むき出しの腕と手。

その手は何回かひらひらと手を振った後、パッと消えました。最初はお母さんのいたずらかと思って寝室の中をのぞいたけれど、もちろんそこにお母さんはいませんでした。

ただ、「不思議だなぁ」とは思ったけれど、怖いとは思わなかったそうです。

話し手:20代 男性
採取時期:2019年11月
採取場所:東京都内の居酒屋

「子どものころ」の、なんか怖い話


怖い話がお好きな方も、あんまり得意ではないという方も、楽しんでいただけるよう、取材しています。 よろしければ、サポートしていただけると嬉しいです。