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『留守』

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何色何番21回目の公演『留守』についてのnote
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#青空文庫の戯曲を読む会

大正時代の女中暮らしについて勉強中。

大正時代の女中暮らしについて勉強中。

『留守』が発表されたのが1927年4月。
昭和2年となるが、昭和は1926年(昭和元年)12月25日から始まっているので、たった4か月後だ。
そのため、私はこの『留守』という物語は大正時代に着想・執筆されたのではないかなと考えている。

大正時代は1912年(大正元年)7月30日から1926年(大正15年)12月25日まで。約14年ほどの短い時代だ。
しかし「大正デモクラシー」という言葉が残ってい

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何色何番の企画「色」遍歴をまとめてみた。

何色何番の企画「色」遍歴をまとめてみた。

好きなことを好きなようにするために【何色にも何番にもなる】として、【何色何番】(ナニイロナンバー)と名付けた私たち。今までの本公演の「色」遍歴を、たかつがまとめてみました。

①恋色(コイイロ)企画『美少女戦隊!ドキレンジャー』
②藍色(アイイロ)企画『朝を待つ』
③夢色(ユメイロ)企画『眠り姫の夢』
④凡色(ナミイロ)企画『スカート』
⑤残色(ノコリイロ)企画『きつねの花嫁』
⑥濃色(コイイロ)

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何色何番の【演出ノート】普段は見せない稽古の様子

日々、演劇の稽古をしています。
今回は普段は見せない稽古の様子を【演出ノート】として発信してみる試みです。

この日初めて稽古したシーン。
冒頭のたった7行、1分に満たないシーンですが、丁寧に作り上げていきます。
基本的には
①まずは役者さんの好きに演じてもらう
②リクエストを重ねて整えていく
③目処が立ったら、いったん役者さんにお任せする
④また後日どういう進化を遂げたのか見せてもらう
こんな感
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岸田國士『留守』あらすじ紹介を、4人がそれぞれにしてみる。

岸田國士『留守』あらすじ紹介を、4人がそれぞれにしてみる。

『留守』は1927(昭和2)年4月1日発行「文藝春秋 第五年第四号」にて発表された、岸田國士さんの戯曲です。今は青空文庫で拝読可能です。

1927年ということで、2020年の今から93年前に発表されていますね。昭和に入ったばかりの春発表された作品ですので、着想や執筆はひとつ前の大正時代かもしれません。
今回は劇中の時代を大正時代に仮定してみています。(みんなで時代背景などを勉強中です)

会場と

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