【2021年版】今年読んで面白かった本10冊!200冊以上から厳選
こんにちは、なにおれ(@lemologue)です。
● プロフィール
なにおれ。1991年生まれの30歳。月6〜8万円の生活費で暮らしている倹約家ミニマリスト。「少ないものとお金で楽しく暮らす」をコンセプトに、「ブログ」「Twitter」「Kindle」で情報発信。
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いやはや、2021年ももう終わりですね。ということで、今年読んだ本で特に面白かった(学びがあった)本を10冊セレクトしたいと思います。
Kindle本やブログを書くために流し読みした本も合わせれば、余裕で200冊は超えると思います。
ジャンル的には、「小説」「エッセイ」「心理学」「脳科学」「健康」「ライティング」「広告」「自己啓発」「ビジネス」「起業・独立」このあたりが好きです。
では、早速いってみましょう。
1. 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
理不尽な孫の手さんの『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。
今年どころか、人生で読んだファンタジー小説の中でぶっちぎりの1位。
携帯小説?ラノベ?
いやいや、そんなジャンル分けがどうでもいいくらい面白いですよ。
超長編なので、毎日3時間以上読んでも1ヶ月くらいかかりました。で、読み終えたあとは1ヶ月くらい放心状態が続きました。ガチで。
※たぶん女性にはいまいちだと思います
原作は無料で読めます:https://ncode.syosetu.com/n9669bk/
2. なんで僕に聞くんだろう。
写真家でガン患者の幡野広志さんの著書『なんで僕に聞くんだろう。』
敬愛している書評ブロガーひろたつさん(@summer3919)が紹介していて知ったのですが、ガンになった幡野さんが人生相談(恋愛多め)に答えるというのも。
「切り口の多様さ」「言葉選びのセンス」「クスッと笑えるエンタメ性」どれをとっても一級品の面白さです。
切れ味が鋭く、スパッとぶった切っていると思いきや、そこには愛がちゃんとあってみたいな。そんな感じ。
3. スピリチュアルズ 「わたし」の謎
橘玲さん著書『スピリチュアルズ』。
橘さんはお金の話を書く人だと思っていたら、脳科学や心理学にも精通していたとは。
「人間ってなに?」という疑問が腹落ちしました。
自分や他人を見るとき、ゲームみたいにその人のステータスが見えるようになって面白いです。
ちなみに、人間の性格系の本だと、『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』も新鮮な読書体験ができておすすめ。
4. 獣の奏者
上橋菜穂子さんの長編小説『獣の奏者』。
子ども頃にアニメをなんとなく見た記憶があったのですが、30歳になって改めて原作を読みました。
最初は「ちょっと世界観に入り込みにくそうだな…」と感じていましたが、気がつけばスッカリ、獣の奏者の独特な世界観に入り込んでいました。
この方は本当に言葉の選び方が美しくて、ページを指で辿りたくなるほど言葉遣いに惚れ惚れします。
1・2部で一旦完結。数年経って、3・4部と続編が出ています。1・2部だけでもいいですが、ぜひ最後まで読んでほしいです。
5. 将棋の子
大崎 善生さんの小説『将棋の子』。
プロになるための奨励会というトーナメントで、プロになれなかった敗者に光を当てた小説。
いやー、泣けますね。
天才のサクセスストーリーではなくて、敗者の人生ってのがいいですよね。
今年読んだ小説では、この『将棋の子』と先の『獣の奏者』の2作品が好きでした。まあ、伊坂幸太郎とかはもう全部面白いので省いていますが。
6. ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由
小林せかいさんの著書『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』
この方の持っている感覚が好きです。
ビジネスで利益追求ではなく、「意味」を模索しているような。
もので溢れた時代においては、お金とは違った切り口で社会に貢献するような発想が大事なのかな、と思ったり思わなかったり。
7. 好きなようにしてください
何者か全然存じていないのですが、楠木建さんの著書『好きなようにしてください』。
人生哲学はもうこれが全ての真理なんだと思います。
「好きなようにすればいい」
この手の本ってこれまでにもいろいろ読みましたが、その中でも一番スッキリくる内容でした。
絶賛人生で迷子中の人には響くんじゃないかな、と思います。
8. 広告コピーってこう書くんだ!読本
数々の名コピーを生んだコピーライターである谷山雅計さんの著書『広告コピーってこう書くんだ!読本』。
天才的な言語化力。
「どうすれば発想が起こりやすい体質になるのか」が気持ちよく言語化されていて、なんだか自分でも面白いコピーが作れるような気がしてきます。
YouTuber、ブロガー、インスタグラマー、WEBライター、このあたりの言葉を扱う副業をやっている人には超おすすめです。
9. 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
以前からブログで知っていたふろむださんの著書『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』。
レビューを見ると酷評も見つかりますが、全然そんなことないです。
「錯覚資産」という概念を説明しているのですが、この概念を知らない人にとっては、言葉通り「目からウロコ」の内容だと思います。
この本では武器としての「錯覚資産」を説明していますが、消費者にものを買わせようとする超消費社会において、自分の身を守る「盾」として知っておくべきことかと。
10. へたも絵のうち
画家の熊谷守一さんの話をインタビュー?かなにかで書き起こしたものをまとめた本『へたも絵のうち』。
熊谷守一さんという画家の人生エッセイなのですが、この方は本当に「仙人のように無欲な人」なんですよね。
「1日中石を見ていても飽きない」みたいな(笑)
「この世は生きづらいな…」って人にはビッチビチに刺さると思います。
で、関東圏にお住まいの方は、熊谷守一さんの実際の絵も見に行ってほしいです。池袋に、娘さんが建てた美術館があります。
おまけ. 最後にして最初のアイドル
草野原々さんの『最後にして最初のアイドル』。
もうね、ぶっ飛んでいます。頭の中が。
この本はカフェに併設されてた小さな古本屋でジャケ買いしたのですが、表紙から想像できないほどブレーキのぶっ壊れた内容でした。
頭の中をぐちゃぐちゃに掻き乱れたい人はぜひどうぞ。
おそらくですが、あなたの持っている発想力の中でこの世界観は発想すらできないので、未知の世界に出会えると思います。
最後に
ということで、2021年に読んだ本の中で厳選して10冊(+α)だけおすすめの本を紹介しました。
1. 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
2. なんで僕に聞くんだろう
3. スピリチュアルズ
4. 獣の奏者
5. 将棋の子
6. ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由
7. 好きなようにしてください
8. 広告コピーってこう書くんだ!読本
9. 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
10. へたも絵のうち
おまけ. 最後にして最初のアイドル
いずれの本も濃厚な読書体験になると思うので、気になった本があればお試しあれ。
あっ。おすすめの本があれば、コメント欄でもTwitterでもぜひぜひ教えてください。読むんで。
おわり。
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