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#054 功労者・城川裕太朗_統括振り返りインタビュー(3)

こんにちは! 「Tokyo Scope」プロジェクト 広報担当です

統括メンバー振り返りインタビュー
第2弾は、
南後ゼミナール4年生の統括・運営部長の城川さんです!

前回の記事はこちら↓

明るく柔らかい雰囲気を持つ
素敵な先輩です!


通読してみて

本の形で通読した感想としては、正直「かわいいな」と思いました

個人的には自分も参加していた『Z世代痕跡学』や『移りゆく”きまり”の先に』がお気に入りですが、どこの班もデザインに富んでいて、かつそれぞれ独自性があってすごいなと。

これまでデータでは嫌なほど誌面を見てきましたが、それらを一冊の書籍として通読してみると、素直に感動しましたね!


注目トピックは?

実は、コラムに注目してほしいんです!

今回2つのコラムが収録されましたが、『ネクスト[ニュー・ノーマル]』は、内容・デザイン共にコラムの域を超え、メインコンテンツに匹敵する読み応えになっているんじゃないかと思っています
世間一般で言われてはいたけど、踏み込まれてはいなかった「次世代の[ニュー・ノーマル]」に上手く踏み込めたと思います

『ちぐはぐシティメイキング』は、いい意味でポップだし個性的ですよね
「Tokyo Scope」のイメージキャラクターのトウトウ・キョウキョウが表情豊かで可愛いし、紙面を見ると「これを手に街に出かけてみたいな」って思う
これはとんでもなく暑い夏の日に汗水流してフィールドワークして作った自信作なんで、ぜひご贔屓に!

それ以外だと、『所有の価値が揺らぐ都市』は2023年の今ならではのコンテンツで、注目度高いですね
”今”を如実に出せたトピックだと思います。

とはいえ、私自身が担当した『Z世代痕跡学』はどうしても推したいですけどね(笑)


注目デザインは?

『Z世代痕跡学』はやっぱり譲れません
身内びいきと言われても仕方ないですが、やはり『Tokyo Scope 2023』のなかでも異質中の異質ですね

個人的には「Tokyo Scope」ってデザイン的にスマートなイメージが元々あって。でもそこに、視デさんが一石を投じて、チャレンジングな紙面に出来ました
画風が面白くて、どこかレトロな雰囲気だけどちゃんと現代の話をしているという異質さ。やっぱ好きですね。いい意味で浮いてる記事だと思います。


統括をしてみて

正直な話、心残りも多いな、と思っています

元々、今年度は自分を含めた3人でスタートしました。昨年11月ごろでしょうか。編集長から電話がかかってきて、運営面を任されたのが僕にとっての始まりでした。
そこから人数が増えていって、今の統括ができたんですけど、集まった周りのメンバーが優秀すぎる一方、自分は能力不足が目立って、あまり活躍出来なかったなぁ…と今でも思います

とはいえ、自分でできることはしっかり全うしよう!という気概だけはありましたね。マネジメントしきれたかといえばNoかもしれませんが、全体を俯瞰する立場になれたことは自分にとってはプラスだったと思います

優秀な人たちの中にもまれたからこそ、吸収できることも多くて、やらないよりずっとよかったです
思い残しは多少あれど、トライしたことに後悔はありません


城川さんにとっての[ニュー・ノーマル]とは

「掴みどころがない概念」ですかね…

結局、時代が変わるにつれて今の[ニュー・ノーマル]はノーマルではなくなっていく…
意外と短いスパンですぐ廃れてしまうものなんですよね
観測しようと思っても、本質的にはすぐ掴めるものではないと思うんです

例えば今は普通になっているスマホだって、10年後にはガラケーと同じ運命を辿っているかもしれない。「Apple Vision Pro」のような新デバイスをつけているかもしれない。
当たり前は時代の環境に規定されて移り変わるので、一概に観測できないですよね。ここ数年のコロナ禍もそうでしたが、環境って何かしらのきっかけであっという間に一変するので、追うのが難しい

今年度のプロジェクトの意義は、捉えきれない[ニュー・ノーマル]を自分たちなりに捉えて解釈することを試みたことだと思います!


全体的に、難しいことに挑むこと自体が
意義のあることだったのですね……!

今年は特にデザインも個性的で、見ていて楽しい紙面になったようです!

次回の更新もお楽しみに!

記・伏田茉莉香(南後ゼミナール9期)
協力・城川裕太朗(南後ゼミナール8期)

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