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メンタルケアに効くと話題の「セルフコンパッション」って、「あるがまま」でした。

最近この言葉を聞きまして、意味を調べて、「うーん、認め赦すに似てるのでは?」と思ってたら、「あるがまま」だった。

compassion 直訳すると、思いやりなんですが、もっと深い意味があるそうで、結局のところ、仏教から来てました。。わたしも以前から、心の悩みは結局仏教の教えの方がしっくりくるのでは、と思っていたのですが、間違ってはいなかったようで。

というのも、他の宗教は真ん中の言葉が少ないのです。
メンタルは、考えが極端になると悩みが増す。ダメでも良くないけど、すっごいいい、でも納得出来ない。

今現在を認め、受け入れる。これが赦すなんですが、ダメだったり、出来なかったりすることを、受け入れられなくてメンタルのバランスを崩してしまって、病気症状が出てくると考えているのでしょうか?
わたしはそうとう考えて、半年かけてたどり着きましたが、わかっても出来ないぞ。

あるがまま(現在)と、こうなりたい(未来)
この言葉を理解するのに、数か月もかかってるのですが、苦しくて暴れてる患者にどうやって教えていくのだろう。

最近の臨床でやっていることは、「困っている他人の姿を見て、その人のありのままを見る」ことで、「ありのままの概念を覚えてもらう」からスタートして、次に、自分で「もう少し自分を赦し、褒めよう」となっているみたいです。ほとんど、お寺の説教ですね。

自分の現在地が低く、高い目標の人、高く持てと言われている人ほど、たどり着けていない自分との差に苦しんでいる。今の方ってほとんどそうなのでは?会社でも学校でも、みんな上へ上へって感じだし。
でも、本当に強くなれる人は、現在地と目標の間に、明日までに出来ることとか小さい目標を作って、叶える数を増やして自分を認めていく。

自分の世界だけだと、見失いやすいので、他の人のエピソードを見るんだそうです。そんなら、頑張ってる日本代表でもいいんじゃないかと思うんだけど、そこは、すごい人だから、もっと一般的な日常エピソードを用意しているんだそうです。

たしかに、情報の大半って、「すごい人」ばっかりなんですよね。
そういう意味では、日常を取り上げていくことの大事さを感じます。

わたしも目標が少し高い目なので、3000人くらいの上に立とうとするには、目標値を下げないと自分がつぶれてしまう(もう潰れた)。
実際、60人でも50位くらいなのだ。もっと目標を下げないとメンタルが壊れるってことか。
来年からやろうとしていることは、トップに立つ必要はない。
お客様が喜んでくれれば一番である必要はないので、今のやり方で体調がよくなってきているのは、当たり前だった。

すごい人でなく、普通の人が輝ける世界が、一番幸せなんだろう。
出来ないを重ねるより、出来るを小さくしよう。
小さな光がたくさんあれば、やがて大きな光になる。

あと、困難な人にもっと向き合って、助けたいと思う気持ちも、メンタルの壊れてしまった人を治す力があるんだそうです。
なぜか、困難な自分にも目がいって、助けたくなるのだそうで、その気持ちを治療にしようとしているのが、このコンパッションというものなんだそうです。なるほどね。この考え方は、今までなかったな。。

つまり「すごいブログ」より「日記」の方が、世の中には役に立つのです。
この10年で、ずいぶん変わったなあ。。

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