文学フリマ東京38で女の子✕女の子の激情短篇小説を販売します
2024年5月19日(日)、同人イベント《文学フリマ東京38》にて、自作の掌篇小説や短篇小説を本にして販売します。
《文学フリマ東京38》
開催日時∶5/19(日)12〜17時
開催場所∶東京流通センター第一・第二展示場
私、津森七は《七つ森舎》というサークル名で参加します。
販売場所は第二展示場、2階Fホール《ち-19》。新刊は女の子✕女の子の激情短篇小説です。
入場チケットの購入方法についてはこちら。
18才以下は入場無料です。
今回販売する作品はこちら。
以下、詳細です。
☆新刊☆短篇小説『やわらかな心中』
文庫判36ページ/400円
真令、──私のかわいいぬいぐるみ。
父親により歳の離れた男と婚約させられ、癒えない孤独と不自由に苛まれるあまね。真令は情緒不安定なあまねに当たられながらも、そんな彼女に尽くしていたが……。
ふたりの少女、その激情の果てにたどり着く結末は。
試し読みはこちら↓
短篇小説『少年についての独白』
文庫判28ページ/400円
少年に、出会ってしまった。
上手くいかない人生を抱え途方に暮れていた津野田温は、ある最悪な朝、一人の少年と出会う。
現実逃避から交流を重ねた温は、やがて、このうつくしい少年の誘いにより、後戻りのできないラインを踏み越える──。
少年に出会うことで転げるように破滅した、青年の語りが織りなすサスペンス。
試し読みはこちら↓
短篇小説『孕む』
文庫判30ページ/400円
少年に、狂う。
四方を山に囲まれた小さな村に父と二人で太一が越してきたのは、水を入れた田が一面に青空を映し出すより前の、ある年の初夏のことだった。
「あすこの家は呪われているから、関わったらだめなんじゃ」
四宮家の末の子、馨は、太一を産んですぐに蒸発したという母に、似ているように思えた……。
少年に、狂う。少年が、狂う。四年に一度の祭りの晩、誰も知らぬ間に起きた、おぞましい出来事とは──。
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掌篇小説集『キラキラ』
文庫判86ページ/700円
さみしさの欠片はキラキラと。
友人の目から零れる『キラキラ』をコンタクトレンズのように加工して装着してみたり、なみなみ注がれたコップの牛乳に溺れて会社に遅刻したり。息苦しくて、さみしくて。懐かしくて、もう戻れなくて。けれど欠片みたいな希望も、きっと近くに転がっている──。
そんな日々を集めた表題作ほか、幼いころに雪女と暮らした女の幻影を描く「銀色」、幽霊となった兄に触れたい弟の「とおくはなれ、ひとつ」等、ゆくあてのないさみしさをかかえた人へ贈る二十の掌篇。
試し読みはこちら(掌篇が最後までまるごと読めます)↓
140字集『UZU』
変型44ページ/400円
混沌と渦巻く心を、140文字だけ、どうかここに吐き出させてください。
105mm×105mmの真四角本です。
歌集『王様の耳はロバの耳短歌』
文庫判20ページ/300円
人には話せないこと、短歌に込めて。
『いつからだ地べたとこうも親しくなって今じゃ月へも跳べやしないで』 『深夜二時君の夜標になりたくていいねをぺかぺか光らせている』 『南国の風に喪服のスカートが揺れる火葬の煙は遠い』
38首収録。
どれにしようか迷ったら
迷ったらこの一冊……『キラキラ』
少年・百合・微ホラーなど七つ森舎らしい要素が万遍無く入っているので、はじめの一冊におすすめです。
タイトルの少女✕少女に惹かれてこの記事を読みました…『やわらかな心中』
迷うまでもないですね! 新刊をどうぞ!
少年を偏愛しています……『孕む』『少年についての独白』
無類の少年好きにはこの二冊。ホラー好きなら『孕む』、ホラーは苦手だよという方にはサスペンスの『少年についての独白』を特におすすめします。
いずれ全部揃えたい……『UZU』『王様の耳はロバの耳』
七つ森舎の本をすでに愛好してくださっている方にはこちらの二冊もおすすめ。通販での扱いがなく、イベントのみのご購入になることが理由です。
また『UZU』は七つ森舎の原点とも言える作品が詰まっている本となります。私の小説を読んで「この作者は何を考えてこの小説を書いたんだろう?」と思った方がいらっしゃったら、その答えはこの本から見つけ出せるかもしれません。
『キラキラ』『少年についての独白』『やわらかな心中』は見本誌コーナーに見本を置きますので、作者の目の前で試し読みするのが苦手な方はぜひ見本誌コーナーをご利用ください!
七つ森舎の見本誌は第二展示場に入ってすぐ右手にあるエスカレーターで二階に上がっていただくと、その後ろにございます。
販売場所
東京流通センター第二展示場・2階Fホール
ブース番号∶ち−19
サークル名∶七つ森舎
当日、文学フリマ東京は第一・第二展示場の両方で開催されます。
それぞれ入口が違いますので、七つ森舎へお越しの方は第二展示場へどうぞ。
また第二展示場の建物に入ってすぐ目の前の会場ではなく、エスカレーターで上がった2階にあるのがFホールになります。
当日はぜひFホールまで足をお運びください。
WEBカタログ
ここまで読んで「当日はこのサークルに寄ってみようかな……」と思ってくださった方はぜひ、文学フリマのWEBカタログの『気になる!』ボタンをご利用ください。
チェックしたサークルはソートすることができるので、当日のサークル巡りのリストとして活用できます。
訪問済のサークルもチェックできるので、買い忘れ防止にも有効です。
それでは当日、東京流通センター第二展示場Fホールにてお待ちしております。
ぜひエスカレーターで二階まで登ってきてくださいね!!
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