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「サブリーダーと潤滑油とディスカッション」ショートショート

登場人物

A:大学のサークルで、サブリーダーを務める。サークルメンバー間の潤滑油となり、組織運営に貢献してきた。

B:大学のサークルで、サブリーダーを務める。サークルメンバー間の潤滑油となり、組織運営に貢献してきた。

C:大学のサークルで、サブリーダーを務める。サークルメンバー間の潤滑油となり、組織運営に貢献してきた。

D:大学のサークルで、サブリーダーを務める。サークルメンバー間の潤滑油となり、組織運営に貢献してきた。

「それではグループディスカッションをお願いします。お題は〇〇です。時間は1時間。こちらからは特に口を挟みませんのでよろしくお願いします」


ーーーーーーーー1時間後

A:大変有意義な時間でした。みな協力しあい、いい結論が出せたと思います。

B:最初は難航しましたが、その結果もあって、みなとも親睦が深め合えました。

C:サークルの経験がいきた時間でした。社会に出てもこういった力を伸ばしていきたいですね

D:みなさん、個性的でとても刺激を受けました。こういった建設的なディスカッションができたことをうれしく思います。


ーーーーーーーーーーーーー

「どうでした。今日の新卒採用のディスカッション」

「いや、みんなサークルをがんばったといっていたので期待したのだが、あまり活発な発言がでなくて、残念だったな」

「そうなんですか?」

「そうなんだよ。お互いの意見を尊重しあって、結局どうするか方針が決まらず、リーダーも結局誰もなりたがらずに終わってしまった」

「それは残念ですね」

「ああ。社会人になったらこういった気持ちではやっていけないだろう。真のリーダーシップが必要になるんだから」

「その通りですね。あ、そろそろミーティングの時間ですね」

「お、もうそんな時間か。今日はなんのミーティングだったかな?」

「さぁ? いつもの適当な定例ミーティングじゃないですか?」

「だな。まぁ、適当に聞こう。どうせ結論はもうきまっているんだろうし」





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