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「日本カイシャ話 〜社員満足度100%の会社〜」もっと幸せにはたらきてぇなぁ仕事論

とあるところに社員満足度をとても気にする会社がありました。

その会社では年に一回、社員満足度調査が調査が行われていました。

この会社では

「社員の満足なくして、会社の発展なし」

を社是として掲げられていました。

ある年、この調査でガクッと点数を落とした部署がありました。

社長はびっくりしました。
いつも活気あふれるやる気のある部署だと思っていたからです。

「いったいあの部署でなにがあったんだろう」

社長はその部署へ行きました。

まずは部長へ話を聞きました。
部長は「部下のやる気がないのです。だれも会社のために働きません。働いているのは私一人です」といいました。

その部下に話を聞くと「部長のやり方についていけません。なんでも自分勝手で、仕事をしているのは私たちだけです」といいました。

みなそれぞれ言い分があるようです。
「なるほど、みなが不満を持っていることはわかったぞ」

社長は一人一人に話を聞くことにしました。そして、どういう不満を持っているかを聞き、「なるほど」「なるほど」と丁寧に話を聞き続けました。

そして、全員の話を聞き

「なるほど、なるほど。改善するべきところがわかったぞ! これはすぐに改善しないと」

社長はそういうとすぐに社員満足度を上げるために行動することを社員に約束しました。
急がないと、次の満足度調査でも低い点数になってしまいます。


そして、社長は低い点数をつけていただろう社員の首を切りました。


翌年、低い点数を社員がいなくなったその部署の平均点数は急上昇。
全体の社員満足度も上がりました。

「社員の満足度が上がったようでよかったよかった」

社長がそういい、目を向けると社員たちも一様に笑みを浮かべます。

めでたしめでたし。






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