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「私」の話

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「私」はとある新興宗教を信仰する一家に生まれ「宗教二世」として育てられてきた。 その世界では誰よりも“恵まれた子供”だったはずが、現実社会で信仰の矛盾と生きづらさに直面し職を転々…
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どこにいても2人いれば人間関係が出来るのだ

どこにいても2人いれば人間関係が出来るのだ

【これまでのあらすじ】
「宗教二世」として育てられた私。しかし現実社会の中で信仰の矛盾を感じ、メンタルを病んでしまう。のちに発達障害とわかり、現在は信仰とも家族とも離れて、生活保護を受けながら生き方を模索する日々。
そんな中、首に正体不明のしこりが出来ていることに気づき病院へ。さらに検査する為に入院・手術を行う。

入院3日目〜4日目と次第にチューブや点滴の針やらが取れていき、大都市では不要不急の

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初めての全身麻酔

初めての全身麻酔

【これまでのあらすじ】
「宗教二世」として育てられた私だが、現実社会の中で信仰の矛盾を感じ、メンタルを病んでしまう。現在は生活保護を受けながら生き方を模索する日々。
そんな中、首に正体不明のしこりが出来ていることに気づき病院へ。さらに検査する為に入院・手術をすることになるのである。

入院生活2日目。
いよいよ手術の日。

タイトルにもある通り、初めての手術、しかも全身麻酔である。
手術が決まって

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家族ってなんだろう

家族ってなんだろう

というわけで、入院生活始まりました。
お空の青さが何とも言えない清々しさでした

入院受付窓口で書類を提出。
現在、生活保護を受けてるので治療費の負担はないはずであるが、連帯保証人の項に空白にしてたら、本来ならば受け付けられない的な態度を取られる。
まぁ想定の範囲内の反応ではあるが、シビアなんだなぁ、というか、やはり私がゆるいのか。
結局、「家族・知人なし 福祉」の判がバンと押されて、手続きは進ん

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祈るということ

祈るということ

【これまでのあらすじ】
とある新興宗教を信仰する一家に生まれ「宗教二世」として育てられた私。
その世界では誰よりも恵まれた子供だったはずが、現実社会で信仰の矛盾と生きづらさに直面し抑うつ状態になり、仕事を失い、自己破産をしてしまう。
負け組人生ロードをまっしぐらに突き進んでいく。
やがて発達障害の診断を受け、宗教に対して無知であった自分の生き様を深く反省し、信仰や家族とも距離を置いて自分の生きる道

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らしくない

前にペンネームの由来について書いたが、自己紹介的なことをもう少し。
(わざわざリンク貼るほどじゃないけど気になる方はどうぞ→ブルームーンを飲みながら)

もともと生まれ育ったところは大阪である。
一年半ほど北海道にいたこともあったが、それと石川県とを合わせて約2年半、その期間を除けば、かれこれ40年以上大阪に住んでいる、いわば《コッテコテの大阪人》である。

しかし初対面の人にそういうと、結構な確

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私の個人情報なんぞレシートほどの価値でしかない

この数日話題になったレシート買取アプリの話である。
どうやらテレビでも紹介されてたらしいので、小耳にはさんだ人もいるかも知れない。

実は私、そのアプリをインストールしてちょっと乗っかっていた。
ちょうどレシートが貯まってたし、無職になってお金に困りつつあったし、開発したのが17歳の少年、不要なものすらもお金にビジネスチャンスにするという面白さから、ノリでアプリを入れせっせと撮影をしてみたのでした

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