私の個人情報なんぞレシートほどの価値でしかない

この数日話題になったレシート買取アプリの話である。
どうやらテレビでも紹介されてたらしいので、小耳にはさんだ人もいるかも知れない。

実は私、そのアプリをインストールしてちょっと乗っかっていた。
ちょうどレシートが貯まってたし、無職になってお金に困りつつあったし、開発したのが17歳の少年、不要なものすらもお金にビジネスチャンスにするという面白さから、ノリでアプリを入れせっせと撮影をしてみたのでした。

1日に10枚までという制約があったので、じゃあ次の日に、と思ったら、次の日「現在買取をストップしています」とのメッセージが出て先に進まなくなった。
話によるとレシートでなくても葉っぱでもハンカチでも「買取金額 10円」と出ていたらしい…
思えば公式ツイッターもなかったし(プログラマ個人のはあった)何かあった時のサポート窓口も見当たらない。今にして思えばだが、こうして世に出して話題を集めていたのだから、その辺もキチンとしているのだろう、と思い込んでいた。(個人情報に関する規約は一応読んだ)
そして数日が経ち、DMMが助け舟を出して再開したが、買い取られるのはガソリンスタンドのレシートだけとなり、車を持ってない私にとって一気に縁遠いものとなった。
ということでアプリは削除して終了。
換金に必要との理由で差し出した個人情報は結局向こうに渡ったかどうかもよくわからないままだ。

さて、その個人情報、この手のサービスが話題になると必ずヒステリックに個人情報がうんぬんと騒ぐ人たちがいるけど、少なくとも自分の個人情報は実はそんなに価値のあるものだと思っていない。
女性の場合、結婚したら苗字が変わる、住む場所も変わる。現に私も去年の今頃は石川県にいた。ひと月前は毎日同じ電車に乗っていたが、今は毎日時間つぶしの場所を探してウロウロしてる。
個人情報なんて変わるのだ。
変化するのだ。

もし、私の個人情報が重要なものになるとしたら、それは情報を取り扱う側の人間にとってものすごく有益であったり、脅威な存在になった時だろう。
そうなったら、その時に考える。
ただ今の私は哀しいかな、パッとしない一市民であり、このような存在なんて気づけばたまっていたレシートと同じくらいの軽い存在でしかないのだ。
まあ、そりゃそうだね。よく考えもせずに乗っかって結局1円も手に入らなかったんだから。

なので、今回のことに関して言えば、個人情報のことは特に気にしていない。
もし、その私の予想を覆すような事態が起こったら、また書こうと思う。
書けるのかな?
知らんけど。

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