認知症母外出と朝焼けとMrs. GREEN APPLE
今年最大の困難な外出が、無事に終わった。翌朝午前4時半の朝焼けを観て、ひらめいたメロディ…あ~なんて素敵な日だ!♬
1.認知症母を連れての外出 一大イベント終了!
90歳母、認知症、気温31℃予想の土曜日、それでも集まりを決行した。
昨年からずっと頭の中にあった母の姉兄、親戚一同との再会。
コロナが5類となり考えてはみたが、母の下肢筋力低下もあり自信がなく昨年は見送った。うちだけ遠く離れて住んでいるのだ。2時間以上かかる。
コロナ蔓延の間に一番上の姉が亡くなった。その下に98才の姉、95才の兄、そして母90才。
兄の癌治療が始まるその前に何とかして会わせてあげたかった。
本人は娘の私もわからなくなり理解力低下は進み、出かける意味はいったいあるのだろうか?
心身ともに負担がかかる。でも、大好きだった兄や姉と会える機会はもうないかもしれない。
高校時代の友人達からも、ずっと前から会わせてほしいとのラブコール。
「もう話もできない」と伝えてもラブコールは続く。
一大決心をし、夫・従妹一同の協力も得て母の実家近くでお食事会が企画された。面倒見のいい従妹がお店の予約や気配りをしてくれた。
その結果、98、95、90×3人、89才の米寿越えが、なんと6人も集結したのだ。
母の友人達は、その娘さんが送迎してくれた。
暑くなく気候の良い5月を選んだのに、雨ならまだしも、みんながハラハラドキドキのカンカン照り。
でも無事にお食事会は終わり、それぞれ帰宅の途につき、母を施設へ送り届けた。
いい会だった。それぞれ思い出の写真などを持ち寄り、懐かしい話。
女学生時代の友人達も実家を訪れていたので、母の兄や姉のことも知っている。父方のおばとも共通の話題で話すことができた。
たくさんの写真をlineで送った後、どっと疲れていつの間にか寝ていた。
やり遂げた!そう感じつつ…
2.朝焼けが見える頃、目が覚めて
気が付いたら午前4時15分ごろ、カーテンの向こうが明るく見えて、ベランダに出てみた。ピンクがかった雲が朝焼け模様に色づいている。
日の出の時間を調べたらもうすぐだ。
昔のように朝焼けをまた写真におさめてみたくなった。
そして、外に出て朝焼けを見た時、降りてきたのだ、あるメロディが…
日の出までのその間、サビしか知らないその曲をYouTubeで聴いた。
3.Mrs. GREEN APPLEの『僕のこと』
先日テレビで若い男性タレントが、この曲に思い入れがあると話していた。
あのインパクトがある受験生のCMで聞いた曲は、この曲なんだと知った。
男子高校生が、受験勉強し悪戦苦闘している様子がコマ送りで流れる。
受験の当日お母さんからカロリーメイトを渡され、試験に挑む。
そして、受験結果合格をスマホで知り、歓喜の嵐で画像が乱れる~というCM。 ストーリー性があり、とても好きだったCMだ。
息子たちもその時期を通り過ぎてきた。その頃に思いを馳せ観ていた。
♬あ~、なんて素敵な日だ!♬ (作詞:大森 元貴)
と思える日がある幸せと、昨日やり遂げた安堵感で心が満たされる。
6月の高校時代の友人達との再会の時も、きっとそう思いこのフレーズを心の中で歌うのだろう。
歌詞にあるような、試行錯誤をしていた若い頃の仲間たち…
連絡が途絶えていた友人を巻き込んでの再会。
しかも懐かしい友人の実家を訪れるので、みんなワクワクドキドキなのだ。
♬あ~、なんて素敵な日だ!♬
健康寿命はいつまで続くかわからないから、そう思える楽しみをたくさん作っていこう。
いつもの私の企画するのは、大当たり。
思いついたことをやっていったら、みんなの笑顔にまた会える💓
だから進もう~心の赴くままに~あきらめないで
そしてこの歌が、思い出の曲になる。
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