![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83173873/rectangle_large_type_2_e4b401838fef7bc7ddb07b17c4b5800e.jpeg?width=800)
【コロナ療養中】どうしようもない気持ちを成仏させる方法。
『どうや?生きとるか?なんかいるか?』妹から電話が鳴った。
私達一家はコロナ療養中、4歳児と2歳児とともに過ごしたこの6日間はなっかなかハードで、何度も白目になって心も身体もバッキバキのぼっきぼき。
もちろん仕事は、オールストップ。関係者に連絡をしながら、何度熱が出ても身体中が痛くても、2匹を生かさねばならないミッションがある。元気いっぱい無症状の4歳児と一晩にして元気になった2歳児は、空きあらば外に出ようとたくらみ、阻止すると暴徒化。
もちろんコロナなのでお子たちを誰にも託すこともできない、ゾンビの子育てほどつらいものはない。
そんなコロナ療養期間の話をはじめたら、妹がゲッラゲラ笑いだした。
あんまりにも笑うので、『え?そんなおもろい?』と聞くと、最後の方は、クーーッて意味のわからん小動物の声が出てた(ぐらいわろてた)
え?わたしめちゃくちゃ必死のパッチで、生きてんねんけどそんな笑う〜?と思ったけどあんまりにも笑うから。
エピソードトークをする千原ジュニアさんになりきって、この6日間どうやって生き抜いたかを話した。ほんで、一緒になってゲッラゲラ笑った。
『おねえの話は、あれや、岸田奈美さんのもうあかんわ日記や』と言われて(すみません誠に僭越ながら、なのですが……)
これぞ客観視の魔法や、と思った。
『寄りで見ると悲劇、ひきで見ると喜劇。』
というチャップリンイズムを体現された岸田さんの名作、もうあかんわ日記。
それとまさに同じような手法で、妹にコロナ療養中のことを話したら、こんなに腹を抱えてゲラゲラ笑ってもらったことで、何かが成仏したような気がした。
さあ、我家のコロナ療養期間中1番ウケたのが、我家の最初の感染者であろう息子氏4歳のサイコパス話だ。
症状は1番軽く熱もなし!
倦怠感?なにそれおいしいの状態で、最初から今まで一人元気いっぱいな彼。
39度近く熱が出てバタバタ倒れていく家族3人を、腕を組みながら見下ろして。
言った一言が衝撃だった。
『ねぇねぇ〜〜!ちょっとぉ〜!いつまで寝てるのお〜?誰か、ぼくと遊んでくれる人いないのお〜?』
『おーい!遊んでくれる人!だーれでーすかぁあああー!』
『この状況で誰が遊べるかー!!』と、心の中で3人が叫んだことは言うまでもない。
子供とは、ときに非情な生き物である……
そんなモヤモヤした気持ちも、妹が涙を流して笑ってくれたことで無事成仏。
あと、4日。
健やかに、できるだけ健やかに過ごしたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?