蝸牛 のそのそと這う
ぬめぬめと軌跡遺し
足跡は疎まれど

蝸牛 触手のばす
この手になにぞ触れまいか
舐めるように嘲るように

蝸牛 豪奢な殻に宿り
雨など知らぬとばかり
やむこともやむ無し

空からは光の雫
足下には紫陽花の葉

蝸牛 殻を砕けと
その身 死を越えようと

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