たまりば30周年記念シンポジウム に参加 （1/2）
みなさまこんにちは。❄️
七香です。
先日、NPO法人フリースペースたまりば主催の、
たまりば30周年記念シンポジウム 誰ひとり取り残さない〜「弱さ」でつながる社会へ〜
に参加してきました。
認定NPO法人 フリースペースたまりば について
「フリースペースたまりば」は1991年、学校や家庭・地域の中に自分の「居場所」を見いだせない子どもや若者たちが集う「学校外の育ちと学びの場」としてはじまりました。
シンポジウムに参加した理由
どうして、このイベントに参加したのかというと、
「弱さ」でつながる社会
というテーマにすごく惹かれたからです。
就活での自己分析、面接、ESでは決まって 自分の「強み」や「弱み」を問われます。
その際
『わたしの「弱み」って何だろう。
私は、完璧主義なところがあるし、自己克己心が強いから
自分で弱みを乗り越えてきたし、見せたくない。』
そう思っていました。
でも、"完璧主義" "自分の正しさを貫く" というのは
時にはしんどくて。
さらには、頼り方がわかりませんでした。
「弱み」を開示して
ありのままでいれる人
そんなありのままの姿を、みんなに受け入れられ、社会に活かして誰かのために繋げられる人
今回のシンポジウムでは、このような方たちの貴重なお話を聞くことができました。
「弱さ」とはなにか
熊谷 晋一郎さん
生後間もなく脳性麻痺により手足が不自由なため、
幼少期から送られてきた車椅子生活のお話を伺いました。
従来の「障がい」に対する考え方 「医学モデル」と
現代の「障がい」に対する考え方 「社会モデル」の
変化を学びました。
「社会モデル」の考え方で、本人の唯一無二の個性を尊重し、お母様が与えられた愛情を社会に残すこと。
このように
弱さを、「本人の唯一無二の個性」として尊重できる偉大さ。
リハビリでの真っ直ぐにぶつかる親子の強い絆と愛情に、感動しました。
熊谷さんについての詳しいお話は、こちらの本でも読むことができます。
（どうしてこの本を持っているのかって？？
講演を聞いて、その場で即買いしました。🤓
そして大学の期末レポート、プレゼンに活用しまくりました！！）
この本は、小学生くらいのお子様にも、読み聞かせして一緒に障がいについて考えることのできる本なので、ぜひ、お手に取ってみてください。
向谷地 生良さん
精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点「浦河べてるの家」
で創始した「当事者研究」についてのお話を伺いました。
精神障がい者が抱えている生きにくさというものには
私たちが学ぶべき大切なメッセージが隠れています。
ともに生きることの難しさを実験し、
度々生じる困難を仲間と共有して話し合い学びます。
つまり「弱さの情報公開」です。
当事者研究（自分自身を研究すること）によって、
問題を起こさないのではなく、問題が起きた時にどう回復するのか？という回復力を学ぶことができます。
当事者研究は、「親と子供が喧嘩した時の解決法」として など、生活のさまざまな場面で活用することができます。
現代の社会では、「弱さ」を求められてさえいるのです。
向谷地さんのお話を聞いていると、決して自分は完璧じゃなくていい
というのが伝わってきて、心がふわっと軽くなりました。
「さみしさ」
向谷地さんのお話で、私の心が救われた言葉をひとつ載せておきます。
「さみしさ」→ 人が限りある命を生きていることを知るための
大切な「しるし」
私は、「さみしさ」「お別れ」というものに、すごく弱いです。
さみしさは、感謝の気持ちから来るものだから、ありがとう
という気持ちを込めるけど ありがとうと思うと余計にさみしくなってしまう。
できるなら、「さよなら」「じゃあね」「バイバイ」という言葉を
一生言わずに生きていきたい。
ずっとずっと、家族や友達のそばにいたい。
この日々がずっと続いてほしい。
これらは、限りあるものとしての大切な「しるし」です。
これからもきっと、さみしさを避けては通れないけど、
限りあるかけがえのないものを感じることができる幸せを噛み締めて
前に進んでいきたいです。
見逃し配信の紹介
このシンポジウムの見逃し配信を、
◎2022年 2月13日 まで
◎チケット代 1000円
で視聴することが可能なので、
詳しく知りたいと思った方はご覧になってください。👀
見逃し配信チケット申し込みのURLはこちら▽
次回予告
次回は、この、シンポジウムの講演の続きです。
澤田 智洋さんのお話を聞いての感想を書きたいと思います。
この方のお話も、素晴らしくて！！
私は信者になりました。👼
楽しみにしていてください。
本日も、読んでいただきありがとうございました。🌱
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