見出し画像

『パッケらモッチ』の考察

私はパッケらモッチについて考察をはじめた。

まず、ひとつ大切そうなことを書いておく。
『パッケらモッチ』という言葉は電子の海には落ちていない。もし、落ちていたとして、落としたのは、私だ。
 


パッケらモッチ…。
この言葉だけしかわかるものがないものを、どう考察するんだという話だが、まぁ、やっていこう。

まずは、コレが物を示しているのか、状態を示しているのか、はたまた生き物なのか。

後半の『ッチ』に私は注目した。
『ッチ』という響きに既視感がある。

そう、『たまごっち』だ。
〇〇っちという感じに、謎の生物に名前がつけられている育成ゲーム『たまごっち』
当時の人気は凄まじく、完売が続いた記憶がある。
我が実家には、初代たまごっちが2つ、天使っちが2つ、オスメスっちが2つ、ゲームボーイのソフトの海と山のたまごっち。と、たまごっちに溢れていた。
私は『ぎんじろっち』と呼ばれるペンギンのような見た目のたまごっち育成に励んでいた。
しかし、ぎんじろっちへの道のりは長く、途中のお世話の雑さから波平スタイルの『おやじっち』に進化する。
様々な要素で、画面の中のたまごっちが変化しながら育っていく。
単純なドットの白黒画面ながら、たまごっちは世の子供、いや大人までもを魅了した。

さて、そこでパッケらモッチである。カタカナ表記という違いはあれ、『ッチ』の響きにたまごっち的な可愛らしさを感じる。

ということは、パッケらモッチは何か生命体なのでは?という考えが浮かぶ。
しかし、ここで疑問も出てくる。

『パッケらモッチ』

よく見てほしい。『ら』だけ平仮名である。
こうなってくると、パッケとモッチは別れたものと考えられる。

『パケッ』とはなんだろう。
『モッチ』は先程の考えを当てはめ生物と仮定する。

『~ら』の表現。
『~等』と言うことだろうか。

そう考えた時、私は『パッケ』は何処かの方言ではないかと思った。

というのも『ばっけ味噌美味しいよなぁ』と夏の終わり、これから秋に移行しようという季節に、春先の食べ物を思い浮かべたからなのだ。

『ばっけ味噌』
『ばっけ』とは宮城の方言でフキノトウを示す言葉であり、ばっけ味噌は読んで字の如くフキノトウ味噌である。
フキノトウを茹で、細かくして、味噌に練りこむものだ。ほろ苦い春の味。これをご飯や焼き魚なんかにちょいっと乗せていただくと、美味しい。

因みに『ばっけ』
地面に直接蕾をつけるフキノトウがお化けみたいだというのが訛って、ばっけという説があるそうだ。

もしや、『パッケ』も同じでは?パという音からして、軽やかで可愛らしい感じがするので、例えお化け関連でも、何か、こう、いい感じの…
そうだ。座敷童子的なものに違いない。

『パッケら』(お化けら) 
『モッチ』(名前)

ん?
いや、なんかおかしいか。
前半はいい線だと思えるが、前半を踏まえると後半は名前ではない気がする。

前半を合っていると仮定すると、後半は状態をあらわす言葉と考えられる。

パッケら(お化けら)が、モッチ…もち…餅!!
なるほど。

お化けらが餅のような形状で現れた際に発せられた言葉と考えられるではないのだろうか。

お化けらが餅のような形状で現れた。

では、どういうお化けなのか。
というのはまた今度、考えよう。

こうして書いておけば、他の人の意見も聞けるかもしれない。
私はそう思い電子の海に稚拙と知りながら考察を流すこととした。



なんの話だって話だよね。
私も、わからないのよ。
ただ、呟きに呟いた通りよ。

真面目に色々考えてたのに、街角の赤レンガ壁に寄りかかった私が、何故かキメ顔でそう、自己紹介した。それが私の脳内。


そういえば、トロイメライという言葉が好きだと長らくいいながら、私はトロイメライがなんたるかを実は知らないままだった。
ドイツ語で夢、夢想という意味。だそうだ。
私はどこでトロイメライをきいたのだろうか。
楽曲にもあるらしいが、全く覚えていない。
そして好きだ好きだと言う割に、トロイメライについて調べたり、曲を聴いたりしなかった。不思議。

では君は何を持ってしてトロイメライという言葉が好きなのかと聴かれれば、トロイからのメライという緩やかなカーブを描くような滑らかなミルクキャンディーを舐めるような音の感覚が好きなのだ。

いい言葉だ。トロイメライ。そして意味を知った今、さらに好きだと思える。


『やはり、私の好きな言葉はトロイメライ』

『えーパッケらモッチは?』

『パッケらモッチは、すあまみたいで可愛いね』

『好きな妖怪、塗り壁っていってたけど、パッケらモッチってしとく?』

『そうだね。好きな妖怪はパッケらモッチ。うん、可愛らしくていいのではないかな』

『じゃ、これからは好きな言葉はトロイメライ。好きな妖怪はパッケらモッチです!って言う!!』


脳内の私達が平和で何よりである。
あなたもあるだろう。
自身から零れ落ちる謎が。
それは誰に紐解かれる事もなく、零した本人もくだらないと見向きもしないことが多いが、私はそれを勿体なく思う。

既存の知識、面白い事柄、それは実に素晴らしいが、形の無い電子の海で、決まりはない心の中で、そういうものを拾い上げ広げ、遊ぶことは、きっと素敵なことだと思う。

何を書いていいかわからない。
現実寄りな事は書くのがしんどい。

そんなあなたに贈りたい。

よくわからない、この記事を。


ここまで読んでくれて有難う。
あなたの素敵なこと
沢山拾い集めて
自由な形で楽しくなりますように。

この記事が参加している募集

noteの書き方

やってみた

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。