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▷原始の思考術

←IQ注意地帯 over.130
この先、人語が通じない恐れがあります。


「自意識過剰」の対義語は「群れた豚共」といった所だろうか。
知識は経験に基づき、知恵はアナロジーの上に立つ。と仮定すれば、1を聞いて10を知る事が昨今やたらと持て囃されている風潮だが、本来18歳も過ぎれば類推の土壌たる偏見の集大成を獲得している訳で、人間ならば潜在的に誰しも備える素質である。

知識吸収が我々を豊かにするかと思いきや、失っているものもある。これがアダムとイヴの原罪。官僚体制の中で幸せに気付けなくなる理由は、我々の安全が最低限保障されており、環境が満たされて、それは自由独立よりも楽であるからだ。

ここに原始の術が立ち上がる。必要が発明の母ならば、利便性は我々を豚にする。人々は正負の転換術をいよいよ失っている。

未来が今より不況に貧しくなろうが、その分創造や工夫の余地が生まれる筈だ。人間の肉体は生きており、我々は考える事ができるからである。愛や徳といった概念はそうした状況下で先人が生んだ発明だ。

行き着くのは「満足した豚より、不満足なソクラテス」「人間は一本の葦に過ぎないが、考える葦である」「ステイ・ハングリー」とか、誰しも一度どこかで聞いたことがあるが故に素通りしてしまう様な言葉達である。故に己の言葉を語るのは重大な任務だ。「必要な思想は三千年前にすべて尽きた。我々は新たな薪をくべ続けるだけ」であると、胸中の芥川が言ってる。

自由を恐れて制度に従属し、創造の喜びを失っている連中ばかりだ。
忘れている奴等に一言述べておく。

資本が無くたって、一人の人間は地球をこねくり回せる。
あらゆる発想を脳内に貯蓄しておくだけならばタダである。
自由に想像したって良いんだ。

#エッセイ #創造 #マンガ #哲学 #ソクラテス #人間 #発明 #知恵 #アダムとイヴ #自由 #発想はタダ #未来 #脳

(p.s ちなみにIQ over.130は半分嘘です。でも、それっぽいでしょ?)