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今月浴びたエンタメをアウトプットしてみる(2024年6月編)

6月中に浴びたエンタメをアウトプットして、スッキリする自己満投稿になります。エンタメのみ、答えがない考えなどつらつら書いている節もありますので、悪しからず。


MUZAスペシャル・ナイトコンサート パイプオルガン×ミュージカル Vol.2

これに関してはもはや六月ですらないのですが、どこにも書いていないのでここで。
推しの小野田龍之介さんきっかけでの参戦でしたが、そのライフスタイルのかっこよさからロールモデルにしている岡幸二郎さん、初めてお目にかかった吉岡小鼓音さん、大好きな若手ミュージカル女優さんの加藤梨里香さんとすごい布陣に日本最大級のパイプオルガンとの夢のコラボ。
今まで触れることのなかったパイプオルガンの世界は、普段オーケストラで表現されるものとはまた違いながらも、作品の世界観や雰囲気が感じられたり、はたまた新たな視点を得ることが出来たりして、実りの大きいコンサートでした。
また、私自身はパイプオルガンについて全くわかりませんが、ミュージカルが大好きなパイプオルガン奏者の大木麻理さんがそのミュージカル愛をパイプオルガンを通して、大爆発させていたことはよくわかりました。

この公演では川崎市がオーストリアのザルツブルグ市と姉妹都市ということでウィーンミュージカルがテーマ。
サウンドオブミュージック、エリザベート、モーツァルトetc

初めて行ったミューザ川崎シンフォニーホールはとっても音の響きが素敵で、日本最大級のオルガンの音色が天から降り注ぐようで、ミュージカル俳優さんの歌声も普段の劇場とは違って、360度から包み込まれるように響き渡っていたので、聴覚に集中して目を閉じると本当に作品の世界にワープしたのかなみたいな気持ちになりました。

また、個人的にこのホールの座席を取っ払って、各所に役者さんが歌うイマーシブ型のミュージカル公演やコンサートがあったらどんな風になるんだろうと妄想を膨らませていたりしました。

大阪旅行

月初めに大阪に家族で行ってきました。
基本的に妹と行動していましたが、体力のない妹に合わせてのんびりと芸術や文化を巡る旅でした。

藤田美術館

「大阪 美術館」と適当にインスタで調べて行ってきた藤田美術館。
「明治時代に関西実業界の中心人物であった藤田傳三郎(ふじた でんざぶろう)と、息子の平太郎、徳次郎によって築かれたコレクションを有する美術館」(公式より)で2022年にリニューアルされて新しい美術館。
大成建設によってモダンにデザインされた美術館は洗練された緊張感とホッとするアットホーム感が両立されていてとっても素敵な美術館でした。

また、展示の入り口で表示される文章が素敵。
私が美術館に行くときのメンタリティがこんな感じなのでそっと寄り添ってくれたみたいで心が一杯になってから展示を見られるのが素敵でした。


館内にはさまざまな時代の美術品の展示。
当時の人に思いを馳せながら見てまわりました。

そして国宝の曜変天目。
恥ずかしながら全く知らなかったのですが、妹の解説で理解。
その希少価値がすごいのはさることながら、見ているだけで吸い込まれるような美しさはまさに銀河といった感じ。

落語家と行く なにわ探検クルーズ

最終日のアクティビティとして参加してみたなにわ探検クルーズ。これ本当におすすめ!

現役の落語家さんがガイドさんとなって小話やジョークを飛ばしながら回るクルーズツアー。始まってから終わるまで笑いっぱなしで大盛り上がりのツアー。
そもそもガイドツアーって知らなかった世界を知ることができるから好きなんですけど、クルーズツアーってクルーズでしか見えない視点だから本当にワクワクするし楽しい。
特に大阪は橋が多いので、潜る時にどんな建築かデザインかどうかをいろんな視点から見ることができました。

川から見る大阪城


ブリジャートン シーズン3 パート2

5月のpart1配信後から楽しみに楽しみにしていたpart2。
シーズン3は全体的にシーズン1,2と比べるとメイクや衣装、セットが現代的だったのにはちょっと驚きました。

ブリジャートンはストーリーが面白いというよりはthe あの時代な言い回しのセリフや世界観に浸るのが楽しい作品。
ですがシーズン3はフェミニズム的な描写が強く、ただの雰囲気ドラマではなく、メッセージ性が強くてドラマ作品として今までのシリーズとはちょっと毛色が違ったので新鮮で面白かったなぁと思います。

ドクター・フー

長い歴史を持つ作品であることを全く知らずに15代目ドクターのNcuti Gatwa目当てで見始めたドクター・フー
設定を理解するのにちょっと苦労しましたが、なんてったってNcuti Gatwaがかっこいい!
Ncuti Gatwaのドクターは上品なのに元気溌剌でとっても魅力的だし、毎エピソードごとに旅する時代や惑星に合わせた衣装が似合うから視覚的にずっと楽しい。
SF苦手だけど、各エピソードに心に刺さるセリフや考えさせられるテーマが散りばめられているし、ちょっと豪華なゲスト陣に心が躍る。
過去のドクターシリーズを見るには長すぎて心が折れますが、これからのエピソードは見ていこうかなと思っています。

トロカデロ デ モンテカルロ バレエ団 日本公演

小学生に見たぶりのトロカデロ デ モンテカルロ バレエ団の公演行ってきました。


当時は男性だけのバレエ団のパフォーマンスがあるんだぁくらいでしたが、改めてしっかり見てみようかなっていうノリで鑑賞してきました。
もちろんコメディ要素は強いんですけど、シンプルに技術が高いのでそっちに関心しちゃってて全然笑ってなかったっていう…。
今やカナダのDrag SuperStarのBrooke lynn Hytesもトロカデロ出身ですが、彼女も身体能力抜きん出てすごかったもんね…と思い出したりしてました。

結構面白かったのが、パンフレットを読んでみるとキャストの皆さんには男性役の時と女性役の時それぞれに芸名とプロフィールがあるということ。
このプロフィールがみんなドラマチックでめちゃくちゃ面白い!
これだけで十分読み応えがありました。

ちょっとびっくりしたのが観劇マナーがかなり悪い方が多かったこと。あくまでコメディショーというスタンスで来てるから仕方ないのかもしれないけど。

トニー賞

そして今年のトニー賞!
なんか、オープニングアクトがしっとり系すぎて、パフォーマンスもバラード系が多くて、全体的に地味だったというのが個人的な印象です。
作品賞を受賞したThe Outsiderのパフォーマンスはすごいのはわかるし、実際の劇場で見たら感動するんだろうけど、テレビで見るとなんだかいまいち伝わらなくてちょっと拍子抜けしましたが、CABARETのパフォーマンスはプロダクションが持つ閉鎖感や特別感を授賞式のお披露目の場で上手に再現していて、感動。
あのパステルの怪しい世界大好き。ロンドンで観劇した際の感想はここに書いているのでもし気になる方がいらっしゃればぜひ!


また、個人的にはgleeからの古の推しJonathan Groff が遂にトニー賞受賞したことはとっても嬉しかったです。
実力はもちろんですが、映像でも舞台でも活躍して、みんなに愛されている彼が受賞したことをみんなが祝福している感じで、とってもほっこりしたし、死ぬまでに絶対に生でパフォーマンスを見たい!と心に誓ってました。笑

ムーラン・ルージュ再演初日

これに関しては先日書いた感想と重めな愛を語ったnoteがありますので気になる方はぜひ。

改めて、再演を経て日本版として進化したMR!
今年も祭りとして、東京と勢いで決めた大阪遠征で興奮と狂乱が渦巻くムーランの世界を楽しんでいくつもりです(なんの宣言?)

WESTEND LIVE

今年もやってききたWESTEND LIVE。
日本でも是非やってほしい、いろんな公演を知ることのできる貴重なイベント。
今回の個人的お気に入りはこんな感じです!(全然絞れてない!)

去年のDEATH NOTEの大成功に続いて「4月は君の嘘」はみんな超実力派で見応えたっぷりだし、バレンタインデーに情報解禁されてからずっとみたいSIXクリエイターの最新作「Why am I So single?」、やはり若い世代の人気がダントツの「Heathers」、ドラァグクイーンのパフォーマンス「Queenz」も面白かった。

怒涛のミュージカル公演情報公開

今月は本当に情報公開が怒涛でしたね。
面白そうな作品が勢揃いで来年は忙しくなりそうな予感。

レ・ミゼラブル

もうびっくりしすぎて、朝から声枯らしました。
前回の公演後からよく「Stars」を歌っていたので、予想はしていたのですが、推しの小野田龍之介さんがジャベールに大決定!
それ以外のキャストも世代交代が多くみられて、また時代が動いたような感触。
そもそも推し目当てでも行きますが、全キャストみたいし、いろんな組み合わせを楽しみたい!という気持ちも強いので、今年の冬は日比谷通うんだろうなと。
(まだチケット代の情報が出てないのが版権料の値上げと円安のせいでちょっと怖いですが)

ラブ・ネバー・ダイ

みたくてみたくてたまらなかったラブ・ネバー・ダイの再再演!
ファントムとクリスティーヌしか出ていませんが、こちらも初演・再演とはまた違うキャストで楽しみです。
こっちも通いたいのに、レミゼと時期が被っているので、試験スケジュールとキャストスケジュールと睨めっこしなきゃいけない、、、。

ケイン&アベル

大好きなフランク・ワイルドホーンの新作ミュージカル!
クリエイターが本気なところと、原作の面白さやキャスト陣も豪華さも相まってもうワクワクが止まらない新作です。
しかもこれもレミゼとラブネバに被っちゃってる。通いたいのに、、、。

キンキー・ブーツ

キャストがほぼ一新されたキンキーブーツ!
大好きなジェリー・ミッチェル、ハーヴェイ・ファイアスタイン、そしてシンディ・ローパーといった最強すぎるクリエイターチームによる大好きなミュージカルの一つです!

今回からはダブルキャストですが、各キャストどちらも楽しみだし、一新されたことでまた新たなキンキー・ブーツが見られるのはワクワクが止まりません!

フランケンシュタイン

こちらもキャストが一部変わっての再再演。
DVDは持っているのですが、生ではみたことなかったのでとっても楽しみ。
そういえば3月末のPARCO PARTYにて加藤和樹さんがフランケンシュタイン歌ってたのが伏線だったのかなと邪推したり、、、。

ネクスト・トゥ・ノーマル

前回見逃してずっとみたかったネクスト・トゥ・ノーマル。
テーマは重いし、通うことはないんだろうけど、ロンドンの公演映像やバルセロナのイマーシブ型公演の映像を見て、いつか見たいと思っている念願の作品。
今度こそは行けることを願っています。
(ちなみにバルセロナ公演の演出が革新的すぎて、泣いたので共有します)


オペラ座の怪人 デジタルリマスター版

ずっと見たいと思っていたのですが、推しの小野田龍之介さんのトークショー付き上映が開催されるということで、授業後に行ってきました。
そして、その数日後友人ともう一度見にいくことになり、数日で2回見てきました。

オペラ座の怪人は映画も舞台もちろん見たことあるし、昨年末はパリのガルニエ宮(オペラ座)にも行ってきてはいるのですが、そこまでの作品のオタクじゃないので、あんまり語れないのですが、短い期間で2回見たことで見え方が全然違って、とってもいい機会になりました。

まず、言わずもがなですが、ジェラルド・バトラーの色気!
客観的に見るととことん気持ち悪いストーカーのファントムですが、ジェラルド・バトラーの観客全員を惹きつけられる色気と魅力で気持ち悪さが霞む。

そして、当時17歳というエミリー・ロッサム。
歌唱力ももちろん素晴らしいんだけど、表現力が絶品!純朴で可憐ながらも色気を纏っている彼女はトークショーでの小野田さんの表現を借りるとまさに白ワイン。(ちなみにファントムは赤ワインです)

あとはマスカレードのシーン。
舞台版と大きく異なる白黒金でまとまった世界で煌めく舞踏会。心の底から参加したくなる甘美で華やかな舞踏会シーンで大好き。

さらに2回見たことで戸田奈津子さんの日本語字幕と英語のセリフ歌詞を見比べながら鑑賞することで、この作品のクリエイター側に勝手に寄り添いながら作品を観ることができたかなと思いました。
改めて英語で聞くと芸術家のファントムだからこそ、もはやクサイくらいの台詞回しや歌詞にドギマギするし、ラウルの率直な表現に胸を打たれる、はたまたカルロッタのほとんどイタリア語な言い回しにクスッとなるし、マエストロや前支配人のフランス人らしい表現がスパイスになっている。

また、映像だからこそのカット割にゾクゾクし、(特に最後のキスシーンなんかはファントムの顔の写し方が見事)映画版のみに描かれるストーリーで理解を深めたり、「オペラ座の怪人」という作品を知る上で不可欠な作品なのかなと改めて感じました。そして、とにかくラブネバが楽しみすぎる!

「星月夜」 李琴峰

今月はプライドマンスということで参加した読書会の課題図書として読んだ本作。
セクシュアリティーに関する内容ももちろんですが、政治、宗教、国家、家族、差別などあらゆるテーマが登場する小説でした。

読みながら新疆ウイグル地区の問題や日本における外国人問題など、今まで調べてこなかった問題に関して調べるきっかけになって、読み終わった後も考えさせられるとっても素敵な本でした。

普段から読書をしてもノンフィクションや随筆ばっかりなので、改めて小説をじっくり読む機会を得られたこと。そして、読書会に参加することで交わした意見や感想、インプット・アウトプットができて実りのある経験でした。



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