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今を生きる先生の独り言

 長く教育に携わっていると、「勉強出来なくてもスポーツがあるじゃん」とか「目的を持て」とか「やれば出来る」とか。言葉をかけ続けられて育った自分としては、その言葉の意味や背景さえ感じられないくらいに「ただ耳に入ってくる当たり前の言葉」になってしまっていることに気付くよね。そして自分自身も何の不思議もなく「愛情の印」としてかけてしまう言葉でもある。

 でもこうして言葉一つ一つを味わってみると、まぁ、どんだけ期待を背負わせてんだ?!子どもの選択肢を奪ってたんだ?って気が付いて凹む。
過去の自分を否定したくないから、敢えてそこに向き合わない教育者の方も親もたくさんいる。自分を否定する程辛くて怖いことはないもんね。

 だけどだからと言って、自分を否定しない代わりに「今そこにいる」子どもたちを否定してはいけないと思うんだよね。

 それまでの自分と向き合うこと、あれ、と立ち止まったり反省したりしながら前に進む姿こそ、子どもたちにとっては一番の教育だと思う今日この頃。

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