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中学校、担任、先生。

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学校で起こった出来事をまとめています
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#先生

僕は僕が嫌いです、先生

僕は僕が嫌いです、先生

負の感情をうまく態度に出せたり言葉にできたりする友人たちが羨ましい
誰かへの心配の言葉を聞くたびに良いなぁって思って自分はそんな言葉が欲しいんだと気づく
たいして辛くもないんだろうなきっと
悲劇のヒロインぶってるってわかってるよ
僕が過呼吸なった時に助けてくれたあの子も自信満々に見えるけど案外自信がないって担任言ってたし実際そう思う
いつも優しいあの子だって毎日家で泣いて暴れてるそうで

知ってる

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たった一言で

たった一言で

2/16
総合で、1年間の実績を書くことになった

クラスでの役割
部活での仕事、ポジション/パート
漢検/英検
進路希望
クラスで仲が良い人
他クラスで仲が良い人
自分の長所

などの記入欄があった

僕は自分の長所がわからなかった

冷静ではあるけれどすぐ混乱する
優しくない
天邪鬼で捻くれている
変なところでこだわる、完璧主義

こんな自分に長所があるのかなぁ

担任に聞いてみると、「ないん

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すぐそこに、修学旅行

すぐそこに、修学旅行

5/1 修学旅行の話をした日

先生に呼ばれた

懇談の空いている時間に教室に来て、と
修学旅行の話があるらしい
もうそんな時期か、とぼんやり思いながら頷く

その通りに教室へ向かう

教室に入ると、
「修学旅行で心配なことはなに?」
といきなり聞かれる

上手く思い浮かばなくて無言でいると、
「あ、お前風呂は別でいいで」
とさらりと言われた
皆は大浴場らしいけれど、僕は部屋の風呂を使っていいらし

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優しさが怖い

優しさが怖い

11/15  人生初のカウンセリングの日

掃除が終わって教室に戻ると数人が残っていた

先生は俺のことをちらっと見て
すぐに目線を戻して他の人と談笑していた
友達に話しかけられて僕も笑った

3時半
担任に名前を呼ばれた
「3時半に下のとこで待ってて」って言われた
クラスメイトが「もう3時半やん」って突っ込んだ
それに思わず笑ってしまった

行きたくなくてずっと友達と喋ってた
先生が鍵閉めるって

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制服と傷

制服と傷

12月15日、制服リサイクルがあった

そこでスラックスを貰ってきた
スカートがどうしようもなく嫌になったから

そして気づいた
体育は保健室で着替えてるからまだ良いけど、
部活のとき女子と着替えなきゃ駄目だ

それは元々そうだったのだけれど、
スカートとの決定的な違いは 太ももにつけた傷がばれるかもしれないこと

スカートを履いていた時は体操服のズボンを履いていた
部活でもそれを履いていた
でも

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醜いな、

醜いな、

自分が嫌だ

辛くて、でも保健室に行かずに
飛び出したくなる衝動を抑えながら教室にいる僕

自分で保健室に行っていないんだから自分の責任なのに
辛い、と言って保健室に行く人を羨ましいと思ってしまう
羨ましいなら自分も行けば良いのに

先生から気に掛けられてる人をずるいと思う
僕だって十分気に掛けられてるはずなのに
他の人から見たら僕も妬みの対象かもしれないのに

僕も心配されたいと思ってしまう

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日に日に後悔が大きくなっていく
先生に、親に自傷してること言って良い?って聞かれた時 頷かなければ良かった
これ以上先生の負担になりたくなくて
自分の気持ちに嘘をついた

親に知られているということがとてつもなく怖い 気持ち悪い
全てをやり直したい

先生が親だったら良かったのに
でも所詮他人だからこんなこと相談できるんだ
本当に先生が親だったら向けられる心配の目が怖くて仕方ないんだろうな

怖い
自傷していることを言えば先生は離れていくと思ってた

でも今は切っていないと、傷がないと
見捨てられるんじゃないか
自分の苦しさをわかってもらえないんじゃないかと思ってしまう

そんなひとじゃないのに

担任のことは凄く好きだし、尊敬している
珍しく僕が信頼できる人でもある

でも最近ふと恐くなる
先生は僕を見捨てるんだろう
先生の優しさも裏があるように思えてしまう

先生のことまでも嫌いになりそうで嫌だ
嫌いなのは親と自分だけで十分