name of the girl

40代男性イラストレーターによるイラストファッションエッセイ(絵日記)。トラッド・アメ…

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40代男性イラストレーターによるイラストファッションエッセイ(絵日記)。トラッド・アメカジ・フレンチ・ワークなど。好きなものを好きなように語るのみで、読んでもおしゃれにはなれませんので悪しからず。 https://www.instagram.com/nameofthegirl/

最近の記事

ループウィラーのパーカー

ここ数年ですっかり定番になりましたね、ループウィラーのパーカーやスウェット。チャンピオンやキャンバーのガシッとゴワッとしたアメリカンなやつも好きなんですが、こちらの昔ながらの吊り編機によって丁寧に編まれたふわっと柔らかい生地はやはり唯一無二の着心地。まあそういう蘊蓄がどんだけ品質に表れているか正直分かっていないファッション音痴な私ですが、実際もっちりとコシもあるその生地はへたらず長く着られる気がして、何着か愛用しています。袖のタグが意外に目立つので被った時に恥ずかしかったり。

    • オールデンのローファー

      ローファー好きなもので、どんな洋服にも合わせてしまいがちです。紐の革靴だとちょっとヘビー、スニーカーだとカジュアルでごちゃっとしちゃうかなという場面にローファーをあわせると、ちょうどいい「さっぱり」した塩梅になるのがお気に入り。お行儀の良さもありつつ、無頼な雰囲気もあって、なんでも様になってしまう便利な靴です。 あとはやっぱりヒモがないというのが脱ぎ履きが楽でよいですね。この「つっかけ」感というか、サンダルの延長として履けるラフさ加減が、男の装いとしてなかなか粋なのです。

      • オーディナリーフィッツのデニムジャケット

        10代の頃から体型も服装の好みも随分変わりましたが、変わらずずっと着ている洋服にデニムジャケット、いわゆるGジャンがあります。 アメカジブームの洗礼を受けた世代というのもありますが、あの無骨な面構えやフォルムやディテールが男心をくすぐるのか、自分にとっていつだって「一張羅」感があるのがこのGジャンという存在。あと、微妙に着づらいのか、いつの時代もいまいち流行りきらないので意外に人とかぶらない、というのはあるかもしれません。 ちなみに自分のささやかなこだわりは、Gジャンはイ

        • インディビジュアライズドシャツのストライプシャツ

          私、柄の中でも何故かストライプが特に好きでして、シャツなどもストライプ柄ばかり買ってしまいます。 その中でも特に好きなのは白地に太めの濃いブルー、もしくネイビーのラインが引かれたパターン。いわゆるロンドンストライプもよいのですが、それよりもう少し太めのものが特に好み。逆にこれより太いのはだめです。なんだかローソンの店員ぽいというか、変にモードぽくなっちゃって苦手なのです。 その点、アメリカントラッドの老舗・インディビジュアライズドシャツのベンガルストライプと呼ばれる柄は、

        ループウィラーのパーカー

          サイ・ベーシックスのチノパン

          ここ数年、パンツに求める個人的条件といえば、 ・シルエットはワイド。 ・股上深め。 ・裾はテーパード。 ・ダブルならなお良し。 ・丈はくるぶし〜ジャスト。 ・タック入り。できれば2つ。 ......といったところ。タイトなのはちょっとしばらくはご遠慮いただき、ウエストやヒップはダボっとしつつ裾はシュッとしているものがよろしいですね。 この条件にばっちりあてはまるのがこちら、サイ・ベーシックス(SCYE BASICS )のチノパン。サイはもうドメブラ界では老舗という存在な

          サイ・ベーシックスのチノパン

          ラコステのポロシャツ

          フレッドペリーもラルフローレンもユニクロもよろしいのですが、シティボーイが着るポロシャツはやはりラコステと決まっています。夏になるといそいそとタンスから去年のものを引っ張り出し、今年買い足す色やサイズに思いを馳せるのが恒例イベントなのです。 その上質なカノコ生地はしっとり柔らかで涼しく、シルエットも綺麗めな印象で......といった解説や評価は他のブログを参考にしていただくとして、私としてはこのワニが左胸に鎮座している粗野にしてスマートな佇まいが味わえればそれで十分。ロゴは

          ラコステのポロシャツ

          ニューバランスの993

          ニューバランスの名作の中でも特に業界内支持が高いような気がする993。雑誌のファッションスナップ系でニューバランス履いている人がいれば、ほとんどこの993か990v5だったりします(あくまで印象)。長谷川昭雄さんのスタイリングでもよく登場しますね。 ローテク・ハイテクが絶妙にブレンドされたこのいなたさ加減、メイドインUSAの高級感とその一方でまさにアメリカの田舎のおじさんが履いてジョギングしてそうなリアル・クローズ感。この辺りがアメリカ好き・洋服好きに愛されている理由でしょ

          ニューバランスの993

          リゾルトの710

          リゾルトを知ったのは大阪のセレクトショップ・Zabouさんのブログ。 もともとそんなにデニムを履く方ではなかったんですが、そのブログで語られるこだわりの生産過程や品質にかける想い、何よりもデザイナーの林さんの佇まいやかっこよさに惹かれました。ちなみに林さんはあのドゥニームにも参加していた、レプリカジーンズ界のレジェンド。 ブランドを代表するモデル・710のシルエットは、リーバイス66を意識した細めのストレートシルエット。試着の時はほんとにきっつきつでギリギリボタンが留めら

          リゾルトの710

          ラルフローレンのラガーシャツ

          ラガーシャツ、かわいいんですがイマイチ流行りませんよね。それなりにアクが強いので割と目立つし、意外にボーダー選びが難しく柄によってはすんなり着られる服でもないからってことなんでしょうか。 まあそういった流行り廃りは置いといて、いなたいネイビーやボルドーやイエローといったトラッドな配色とボーダーパターンが特徴的なこのスクールユニフォームは、いつだってシティボーイズのアイビーマインドをくすぐるのです。こじんまりとした襟もなんだかださかっこいい・ブスかわいくていいですよね。そして

          ラルフローレンのラガーシャツ

          L.L.ビーンのトートバッグ

          雑誌の定番アイテム特集などでは常連のL.L.ビーンのトートバッグ。 便利なカバンがたくさん世に溢れるこのご時世、重いしハンドルの長さは中途半端だし仕切りはないし、決して使いやすいとは言えないと思うんですけど、このガシッとした目の荒いキャンバス、無骨な「道具」感、ポイポイ荷物を入れて適当に扱えるラフさはやはり唯一無二の魅力です。 何ていってももともと氷を運んでたくらいですから(というビーントートおなじみのこすられすぎエピソード)、丈夫すぎてなかなかヘタらないので経年変化も十

          L.L.ビーンのトートバッグ