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オーディナリーフィッツのデニムジャケット

10代の頃から体型も服装の好みも随分変わりましたが、変わらずずっと着ている洋服にデニムジャケット、いわゆるGジャンがあります。

アメカジブームの洗礼を受けた世代というのもありますが、あの無骨な面構えやフォルムやディテールが男心をくすぐるのか、自分にとっていつだって「一張羅」感があるのがこのGジャンという存在。あと、微妙に着づらいのか、いつの時代もいまいち流行りきらないので意外に人とかぶらない、というのはあるかもしれません。

ちなみに自分のささやかなこだわりは、Gジャンはインナーである、ということ。なので中に着るものは基本Tシャツのみ。シャツやスウェットやニットは着ません。逆にインナーなのでこの上から普通にコートを羽織ります。まあそもそもアウターとしてはイマイチ役に立たないですよね、そんなに暖かいものでもないし、丈も中途半端だし。

そのGジャンですが、これまで本家リーバイスの2ndや3rdはじめ色んなタイプを着てきましたが、2021年現在なかなか着るのが悩ましいアイテムではあります。オリジナルをゴリゴリアメカジぽく着たくはないし、逆にいかにもドメブラぽくおしゃれに再解釈されたデザインもちょっと苦手だったり。なんというか、所詮Gジャンなんだし普通でいいんですよね。

あくまでそっけなく、でも現代的に着られるものはなにか....と探した時、そんなニーズをかなえてくれるのがこのオーディナリーフィッツのGジャン。

オーディナリーフィッツは2008年に岡山・児島で立ち上げられたデニムブランド。そこまで大人気というわけではないけど、真面目にものづくりをしている良質なブランドだと思います。

このGジャンも身幅はゆったり、でもやりすぎず、いわゆる2ndらしい面構えは保ちつつも丈幅は適度に長くて合わせる服を選びません。いい意味であまり目立たない、今っぽいけど普通のGジャンです。オリジナルに忠実なレプリカは求めてないんだけどという方にはちょうどいい塩梅ではないでしょうか。ちなみに本物はこんな感じです。

これにボトムスは太めな軍パンやチノパン、あとは一周回ってジーンズで合わせてセットアップ、というのもよいですね。全身デニムでもこのナイスなサイジングのおかげで変にいかつくなったり男臭くなったりしません。

というわけで、自分の中で永世定番な服でも、時代によって求める条件は色々変わってくるよね.....というお話でした。

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