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オールデンのローファー

ローファー好きなもので、どんな洋服にも合わせてしまいがちです。紐の革靴だとちょっとヘビー、スニーカーだとカジュアルでごちゃっとしちゃうかなという場面にローファーをあわせると、ちょうどいい「さっぱり」した塩梅になるのがお気に入り。お行儀の良さもありつつ、無頼な雰囲気もあって、なんでも様になってしまう便利な靴です。

あとはやっぱりヒモがないというのが脱ぎ履きが楽でよいですね。この「つっかけ」感というか、サンダルの延長として履けるラフさ加減が、男の装いとしてなかなか粋なのです。

そんな我がローファー軍の中でも出番が多いのがこちら、泣く子も黙るオールデンのコードバンローファー。定番アイテム好きにはおなじみ、アメトラの雄であります。

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かく言う私も雑誌『BEGIN』の影響ですっかりコードバンの熱にやられて頑張って手に入れたクチであり、初めて買った本格革靴ということでも思い入れがある一足。その革質は分厚く柔らかく、ぐっとせり上がったモカは男らしく無骨で、何よりバーガンディーの濡れた艶が深く妖艶な雰囲気を醸し出し....と、オールデンやコードバンの魅力は散々語り尽くされているのでこの辺で割愛しますが、この上品にしてラギッドな面構えがジーンズ、チノパン、スラックスから軍パンやショーツまで、男が履くズボンならなんでもあうんじゃないか?と何かと当番機会の多い一足。

コードバンもますます高騰しているし、これからも末永く大切に酷使しようと思います。......とは言え天敵の雨は家出る時に降水確率が80%くらいを越えなければ履いちゃうし、そんなに気にしていません。普段の手入れもブラッシングのみ。磨きは業者さんにお願いしています。

まあ雨染みや傷もそれはそれで味の内。靴も過保護にされるよりガンガン履いてもらった方がうれしいのではないか....という物臭の靴好きの言い訳でした。

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