Vol.155 「落語のススメ」〜住宅情報誌に入船亭小辰さん登場!〜

最近住宅展示場巡りが趣味の我が家。
行くと必ず住所を書かされる。結果として住宅関連企業から山ほどのダイレクトメールが来るようになった。ほとんど見ずに捨ててしまうのだけど先日ふと、一通の冊子が目に止まった。

画像1



落語のススメ


おおっ、落語ではないか!
「誰が出ているのかな〜」
まずそこを気にするのが落語ファンである。
ワクワクしながらページをめくったところ入船亭小辰いりふねていこたつさんだった。

(株)大京アステージさん、NICE人選である。

画像2

全39ページのうち7ページを落語に割くというなかなかの力作。非常に分かりやすい落語入門となっている。担当者の中に落語ファンでもいたのだろうか??? そんな気配がむんむんだ。

(注:これは販促用のフリーペーパーであり、むしろ拡散が望ましいと思われるため著作権は考慮せず写真をアップする。)

画像3

何故「NICE人選」と思ったかというと小辰さんは派手な若手ではないからだ。しかし実力は抜群。

笑点に抜擢された桂宮治さんや成金の柳亭小痴楽さん等のように目立つキャラクターではない。でもそこがいい。派手ではないけれどしっかりとした古典を演じる。

寄席にいつも出ている人になりたい。師匠(入船亭扇辰)から『下品になるな』と言われているのを肝に銘じています

     スポーツ報知のインタビューより


流石は扇辰師匠。
この教えが生きているのだろう。
若いのにどこか老生している。

最近の若手にありがちな売れよう・目立とうという力の入った落語ではない。静かな口跡で客席を古典にいざなう・・・貴重な若手だ。

私は2018年の「NHK新人落語大賞」も2020年の同賞もテレビで見ており〝小辰さんが優勝かな?〟と思った。しかしどちらも僅差で敗れた。非常に残念だ。

でも最近は少しずつ認められラジオなどメディアへの出演も増えているらしい。

そして今年9月、真打に昇進し「10代目・入船亭扇橋せんきょう」を襲名する。大師匠の名を継ぐのは大変なプレッシャーだろう。しかし9代目の芸を継ぐ名人になると私は思っている。

子育て中にて襲名披露興行には行けないけれど応援してます、小辰さん。


※落語ブロガー猫ムスメ・一夜限りの復活と言いながらニ夜目になってしまいました。微塵も興味がないフォロワーさん、失礼(^_^;)  明日からは普通の猫に戻りま〜す。



【猫ムスメより】
最後までお読み頂きありがとうございました。記事を読み「面白い」「共感した」と思ってくださった方は是非、右下ないし左下の「♡(スキ)」を押してください(ログイン無しで誰でも出来ます)。作者にとって励みとなります♪





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?