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「今の自分、ちょっと性格悪いかも?」と感じたら、体を整える

最近思っているのは、
性格って、実は心ではなく、体の性格なのでは?」
ということです。

先日、ピラティスのハードなレッスンを受けたあとに、少し体に違和感(と痛み)がありました。
「まあ、そういうこともあるか。わたしの動き方が悪かったんだな」
と思い、そのまま過ごしていたら…しばらくしてから、まんまと心に影響が出ました。

具体的には、職場の人からちょっとトゲのあることを言われただけで、過剰に反応してしまうようになったのです。
すごくすごく腹が立つ、またはダメージを受けすぎてしまう…など。

なんだか心がつらい…。
そして、今のわたしはちょっと(いつもより)性格が悪い。

体のバランスがくずれたことで、心も傾いてしまった。

そう自覚があったので、その2週間後くらいにピラティスのプライベートレッスンを受けたとき、今の状態を伝えて1時間しっかり整えてもらいました。

最初はもう、左足がまるで頑固じいさん(イメージ)のような性格になっていて、
「わしはもう一生動かんよ!!(怒)」
と言っているように感じたほど、痛みがあり動かしにくい状態でした。
(ピラティスレッスンを受けているときは、「体の性格」を感じるようにしています。この日は、左足はめちゃくちゃ頑固、右足は素直でした)

左足にいるその「頑固で怒りん坊なおじいさん」を少しずつなだめ、仲良くなりたいと思いながら動いていった結果…終わる頃にはだいぶ素直(=動きやすく)に。

体がとても楽になると同時に、心も整いました。

心が荒ぶったり落ちたりしてしまったときはまず、体につらいところはないか…?
と確認してみるのが大切だと、改めて感じました。

そして、「通勤電車などでイライラしている人は、もしかしたら体がつらいのかもしれないな」
とふと思いました。

ということは、心をよい状態にしたかったら、体を整えるだけでいいのかも?

頭痛や肩こり、腹痛、腰痛などなど、体につらいところがあること、わたしたちはどこかで普通のことだと思っているのかもしれません。でも、体に痛みや不快なところがあると心もつらいです。
だから、ちょっとしたことで「怒りたくもないのに」イライラスイッチがONになってしまうのではないでしょうか。
たとえば、「イライラしたり不安定になりがち」とされている思春期や産前産後、更年期などは、すべて体がホルモンの変化の影響を受けているからですよね。


インストラクターさんから、
「体に痛みがあることで心が乱れていると、周りの人にまで影響してしまうから、できるだけ早く整えて、もとに戻すようにしています」
と言われて、本当にそうだな…と思いました。


自分が心身ともによい状態でいることは、自分のためだけではなく、周りの人たちのためでもあります。

最近は「フキハラ(不機嫌ハラスメントの略)」という言葉もあるほど。不機嫌な態度をとられると、周りの人は不快だし、過剰に気を遣ってしまうし、精神的な苦痛すら感じます。

それこそ、たとえば通勤や通学のときにすれ違った人が不機嫌だっただけでも、わたしたちの心はダメージを受けてしまいます。
駅のホームや電車内、道などで、強くぶつかられたり押されたり、「チッ」と舌打ちされたり…そんな人と出会ったことで「ちょっと心が落ちてしまった」経験はありませんか?

わたしが体の不調をきっかけに心が乱れていた日は、帰ってきた娘から、
「なんだか…きょうのママから怒りのオーラが立ち上っていて、(娘に)怒っていなくても話しかけにくい」
と言われかなり反省しました…。


自分がいい状態でいることは、自分のためだけではなく、一緒に過ごしている人、それこそ同じ電車に乗り合わせた人、道ですれ違った人レベルにまで影響があるくらい、大切なこと。

周りの人にまで不機嫌やじめじめなどをまき散らかさないためにも、体を整えることをもっと優先しよう、と思った出来事でした。