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ダイビングで学んだこと

ダイビングのライセンスを持っている。自他共に認める運動音痴なので「えーっ意外!」と言われる。実際、波で車酔いのように気持ち悪くなってしまう「ヘタレ」で数回しか潜ったことがないのだが、人生においては大きな学びになった。というのは。。

『非常事態のときには決してもがかない』

パニックになると命を落とす危険性がある。足をつったり、サメに出会ったりしても、落ち着いて呼吸を整え残圧計で残りのエアを確認しながら冷静に対処する。

『バディと二人で行動をする』

急浮上の講習のとき最後の順番になってしまい、海の底に一人残されてしまった。その日の天候は荒れ気味で視界も悪く、流されないように岩に必死でしがみついた。「ダースベーダー」のようなレギュレーターでの呼吸音だけで、自分の命が繋がっていることを感じた。ほんの数分だったのかもしれなかったけど、ものすごく怖い体験だった。

インストラクターが迎えにきてくれて、水面から差し込む「エンジェルラダー」のような光に向かって急浮上した感動を決して忘れることはない。余談だがダイビングのインストラクターがモテる理由もよくわかった。

「綺麗な熱帯魚や海ガメと泳いでみた~い」とありふれた理由で始めたけど、この2点は地上においても私の人生の教訓となった。

このコロナ禍においても、決してもがかずパートナーと共に冷静に過ごしたい。そして地球上に溢れる美しい景色をこれからも一緒に見つめていきたい。






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