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好きな音楽を聴くと、私の心臓は「踊らせてくれ」と言う

私は自分のことを、
「音楽に音とリズムで惚れるタイプ」だと思っている。

多分これは、物心ついたときには習っていた踊りが影響してると思うのだが、とにかく私が音楽を好きだなぁ〜って思う瞬間は、「音が私の身体にぴったり合ってゾクゾクする」瞬間なのだ

好きな歌には、歌詞は頭に入っていなくて、ただ耳から脳へ全身へ流れていく音とリズムが気に入ってるものが多い。歌詞を調べて初めて、「え!こんな歌だったんだ!」ってなることもたまにある。

歌詞で好きになる曲もたくさんある。
でも、音とリズムが私を動かす歌が1番ゾクゾクするし、言葉にならない「くぅぅう〜ッ!」を味わえる。

ここは文章を書く場なのに、「くぅぅう〜ッ!」ってなんだよ。って話なので、頑張って言語化をしたい…。

心臓が「踊らせてくれ」と言う。

私は大抵、歩きながらイヤホンで音楽を聴いている。だから、いくらテンションが上がろうとも、絶対に平然として歩かなければならない。

それでも、好きな曲を聴くと、
ボーカルが、ギターが、ドラムが、ベースが、合わさったメロディが、リズムが、
その全部が私にびりびり響いて、身体の奥で何かが疼く。

それを必死に抑えながら、いつもの帰り道を歩く。

そんなときに、心臓が「踊らせてくれ」と言ってくる。残念ながら、身体を使って踊ることはこの場では出来ないから、気持ちの良いリズムに酔いしれながら歩くだけ。


例えば、
ボーカルの声が息継ぎしそうでしないとき。
駆け上がるようなドラムを聴いたとき。
一瞬の空白のあと、破裂するように歌い出すとき。
ギターのメロディが右耳からキラキラ聴こえるとき。
ベースの低音がお腹の奥で響くとき。
耳に入る歌詞の韻と力強さが耳を撫でるとき。


びりびりする。
痺れる。
調子の良い朝は思わず走り出したくなって、サビのタイミングに合わせて走るときもある。走り出したい音楽っていいよなぁ。普段は走るの嫌いだけど、この時のあがった息はなんだか心地がいい。

何回も何回も気に入った曲を聴いて、
ここはこのリズムで歌詞を言うんだな、とか、ここでこのドラムの音がくるのか!かっけぇなぁ〜とか、いつもこのタイミングで聴こえるギターの音が楽しみだなとか、サビ前の盛り上がりってなんでこんなに身が引き締まるんだろうとか、
考えながら聴いてる時が一番楽しい。
そう、楽しいの。音楽聴くのってめちゃくちゃ楽しい。ワクワクする。ゾクゾクもする。ドキドキもする。


そうやって、心の中では全身で踊りながら、私は音楽を聴く。同じ曲を何回も聴いて、大好きなポイントを見つけていく。「ここ!」ってところで来るポイント。それを楽しみに次に聴く機会を心待ちにする。



「最近、生きてることを実感するときはいつですか?」と聞かれたら、

「大好きな音楽を聴いている時です。」
と答えるだろうな。



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