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映画レビュー

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2020年2月の記事一覧

スキャンダル レビュー(セクハラの生々しさ)



コロナウイルスで自粛ムード漂う中、観てきました。
個人的には現状そこまで恐れるほどではないと思ってます。
少しネタバレあり。

2016年、全米最大のテレビ局『FOXニュース』のボスでテレビ界の帝王ロジャー・エイルズがセクハラで告発された。
告発したのは同社をクビにされたベテランキャスター、グレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)。
これをきっかけに人気キャスター、メーガン・ケリー(シ

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ハスラーズ レビュー(男は観に行け!約束だぞ!)



ストリッパーたちによる金融マンへの復讐という下克上感を楽しみに観に行ってきました。

ストーリー
舞台はニューヨークのストリップクラブ。
羽振り良く札束が宙を舞い、皆が贅沢な暮らしと煌びやかな世界を謳歌していた。
あのリーマン・ショックが起きるまでは…。
リーマンショックに巻き込まれたストリッパーたちによるウォール街の金融マンへの復讐劇。
衝撃の実話。

もうね、男は観にいけ!(笑)

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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル レビュー(ジョジョ・ラビットの原点を探る)

ジョジョ・ラビットのタイカ・ワイティティ監督の過去作、観てみました。

ジョジョ・ラビットの原点ここにありって感じで雰囲気似てました。
子役が主役なのも含め。
内容はコメディー寄りで笑いつつ楽しめる作品でした。

やんちゃ坊主が家族の愛に触れ、自然の中でたくましく成長していく。
一方で、頑固おやじが子供と触れ合うことで心を開いてバディになっていく。
そんな感じ。

気楽に観れる作品。

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1917 命をかけた伝令 レビュー(ライアン二等兵ではない)



本年度アカデミー賞3部門受賞(撮影賞、録音賞、視覚効果賞)の今作、観てきました。

全編ワンカットの映像、臨場感ありました。
平行か下から撮られていたシーンが多く、兵士目線を感じられました。

音響の良い劇場での鑑賞だったので小さな音から大きな音まですごかったです。
正直何度か驚いてビクッとなりました(笑)

スリリングなシーンの連続の中に束の間の休息、というリズムでほどよい緊張感で

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ザ・ピーナッツバター・ファルコン レビュー



兄を失い自暴自棄のタイラー(失った理由が…)、プロレスラーになることを夢見るダウン症のザックの友情と旅の冒険物語。

孤独を抱える2人(3人)がバカやって笑いを絶やさず共に過ごし、深い友情を築いていく。

ダウン症だからと差別しないタイラーのもと、施設でウスノロ扱いされてたザックが1人前の男になる。

経済的な豊かさがなくても、大切な仲間がいて夢があってそれに向かっている。
それだ

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パラサイト半地下の家族 レビュー(「万引き家族」ではない)

本年度アカデミー賞作品賞を受賞した今作、観てきました。
正直自宅鑑賞の予定でしたが、アカデミー賞受賞ということで急遽劇場へ。
ザ・ミーハー魂!

予告編から面白そうだった今作、予想以上に面白かったです。
設定や雰囲気は万引き家族に似てるかなーと思いきや内容はハードそのもの。
どんでん返しの繰り返し、次から次へと想像を超えてくる展開、素晴らしかったです。
見事に引き込まれました。

序盤は笑え

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ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(彼らは生きていた) レビュー

第一次世界大戦の映像をカラーで復元した今作、観てみました。
監督は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの監督、ピーター・ジャクソンです。

予告編

感想ですが、まさに戦争ドキュメンタリーだなという感じでした。
淡々と当時の映像とインタビューが流れ続けます。
生々しいというかリアル。
白黒映像をカラー化したことでリアリティーが全然違います。
当時の本物の映像というところに価値がある作品だと思います

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第92回アカデミー賞予想

こんばんは。

いよいよ数時間後に発表される2020年アカデミー賞。

今回は主要6部門の私の予想と願望を書いていきたいと思います。

主要6部門はこちら↓

「作品賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」「国際長編映画賞」

もちろん観た作品、観てない作品、そもそもまだ日本で公開されてない作品等ありますので、完全主観になります。

あーだこーだ予想を楽しみましょう(笑)

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