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映画レビュー

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記事一覧

今日も嫌がらせ弁当 レビュー(母の愛は偉大なり)

去年映画館での鑑賞を保留した本作、レンタルして鑑賞しました。

感想としては、前半面白くて後半普通という尻すぼみでした。
前半は篠原涼子(持丸かおり)さんと芳根京子(持丸双葉)さんのやり合いがコメディータッチに描かれていて笑えて楽しい感じでした。
日替わりで出てくるキャラ弁とメッセージ、思春期の娘との戦い等が面白おかしく描かれていました。
後半、かおりが倒れてからがね、安定のお涙頂戴の展開で冷めち

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TENET テネット レビュー(わからなくて良い、それでも面白い)

TENET テネット レビュー(わからなくて良い、それでも面白い)

クリストファー・ノーラン監督の話題の最新作、観てきました!
4DX2D字幕。
予告編観て、『あっ、コレ理解できない系だわ(笑)』と思いながら挑みました。

感想(結果)ですが、案の定理解できませんでした(笑)
正確に言うならなんとなくはわかるけど掴みそうで掴めない感じ。
ただ、普通わからなかったらつまらないものなんですが、本作は面白いしスゴイってことは伝わるっていう不思議な感覚。
ひとつ言えること

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志乃ちゃんは自分の名前が言えない レビュー(障害を言い訳にするな)

予告編とタイトルが印象的で気になったので観ました。

感想としては序盤は最高で徐々に下がっていく感じでした。
甘酸っぱい青春と障害(吃音)に苦しむ人の現実。
メッセージは『障害を言い訳にするな!』だと思います。
原作者さんも障害を抱えているからこそのメッセージ。
その証拠に吃音と明記されることが作中で無かったです。
ゆえに作中ずっとなんでしゃべれないのかと考えて観ていたのでモヤモヤする感じ。
あえ

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喜劇 愛妻物語 レビュー(笑って泣いてブチ切れて、それも愛)

喜劇 愛妻物語 レビュー(笑って泣いてブチ切れて、それも愛)

喜劇 愛妻物語 レビュー
予告編で笑ったので観てきました。
「百円の恋」の足立紳さんが監督というのも気になったので。

感想としては、笑えました。
水川あさみさんの罵詈雑言オンパレードのマシンガントーク、濱田岳君のエッチへの尋常じゃない執着とアホさ加減とどうしようもないダメ男感、
新津ちせちゃんの純粋無垢な子供っぷり。
この3つが上手く絡み合っていて笑えて、呆れて、ほっこりする作品でした。

水川

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ミッドウェイ レビュー(大迫力の戦闘シーンと胸に刺さる人間ドラマ)

予告編がスペクタクルだったこと、ウディ・ハレルソンを始めとする豪華キャストが楽しみだったので観てきました。
ミッドウェイ海戦の詳細は知らずに行きました。

感想としては、非常に素晴らしかったです。
夢中になって観てました。
とにかく目まぐるしく状況が変わるので飽きなかったです。

迫力満点の戦闘シーン、情報分析のやり合い、戦況の変化による心理の変化の描写等、
見事に表現されてました。

冷静に思い

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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー レビュー(ガリ勉コンビの珍道中)

予告編が笑える感じだったので観てきました。
一言で言うと、
「愛すべきがり勉コンビの珍道中(大冒険?)」
こんな感じ。

テンポ良くて笑えます。
言葉がめちゃくちゃ汚くて、下ネタのオンパレード(笑)
次から次へと展開が変わるので飽きないです。

序盤はコミカルな感じ、終盤は本音のぶつかり合い、とこれぞ青春映画っていう感じ。
主演の2人の息の合った演技の掛け合いは完璧で素晴らしかったです。
他のキャ

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mid90s ミッドナインティーズの観るべきポイント(完全ネタバレ)

mid90s ミッドナインティーズ、観ましたか?
今回は僕が鑑賞してて気になった点を箇条書きで紹介します。
メモ的な感じ。
観たけど内容忘れたとか観る気はないけど気になる方、読んでみてください!

ネタバレなので要注意!
では。

・オープニング、スケボーでA24

・画質が敢えての昔画質4:3

・スーファミからのプレステ1のコントローラー(ドンピシャ同世代)

・まだ見ぬものへの好奇心(兄の部

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mid90s ミッドナインティーズ レビュー(90年代を駆け抜けた僕ら)

安定のA24作品、観てきました。
感想としてはたまらなかったです。
僕が生きてきた時代そのものでした。

ちょっとやんちゃな少年が通る少年時代のことを忠実に再現して、リマインドしてくれる作品です。
特にmid90sに10代を過ごした人は細かい部分(当時流行ってたものとかが出てくる)に懐かしさを感じてたまらないはず。
画質をあえて落として、4:3の映像(昔のテレビ)にしていたのも印象的でした。

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ソニア ナチスの女スパイ レビュー(静かにスリリング、リアルなスパイ映画)

人生初のオンライン試写会にて鑑賞。
予告編に惹かれて応募しました。

感想ですが、リアルでした。
非常に生々しかったです。
一人の女優が戦争に翻弄される姿が描かれていました。
正直目をつけられたら逃れられないなと感じました。
今作でも父親を逮捕されたことがきっかけでスパイになる決意をしたわけで、
選択権は本人に無いです。

スパイになってからは自分を捨て任務に従う。
彼女の気持ちを考えると辛いもの

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幸せへのまわり道(ギスギスした社会と戦う現代人への処方箋)



大好きなトム・ハンクスの新作ということで観てきました。
子供向けテレビ番組の有名MCと取材に訪れた記者の友情物語(実話ベース)。
正直面白いのかどうか微妙ですよね?
予告編を観た感じでは僕も半信半疑でした(笑)

感想ですが、良かったです。
なかなか不思議な映画体験ができました。
というのも、子供向け番組のMCの物語だからなのか、子供向け番組を視聴しているかのような演出が多く新鮮でした。
ジオ

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つぐない レビュー(言い訳問答無用)

「プライドと偏見」が素晴らしかったので、同じジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイのコンビということで観てみました。

感想としては、自分勝手だなーという感じです。
「つぐない」の方法がね、自己都合過ぎました。
しかも願望込めて美化してると…。

自分で嘘ついたことがきっかけでこじれたのに最後まで責任を取らないという姿勢に嫌悪感しかなかったです。
言い訳がましい。
勿論戦時中ということで色々大変だ

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遠い空の向こうに レビュー(自分の将来は自分で決める)

以前に観たことあったのですが、改めて観たくなり鑑賞しました。

感想ですが、非常に素晴らしかったです。
炭鉱の町で生まれ育った少年がロケットの打ち上げに感動し、自分もロケットを飛ばしてみたいと夢見る。
友人や担任の先生に支えられながら、時には家族や学校と衝突しながらも挑戦する。
この町で生まれ育ったら、将来は当たり前のように炭鉱で働くということに疑問を持ち、葛藤し、勇気を出して父親とぶつかり合う。

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あまくない砂糖の話 レビュー(甘い誘惑の恐ろしさ)

あまくない砂糖の話 レビュー
ずっと前から気になっていた本作、アマプラに落ちてきたので観てみました。
気になっていた理由は自分が砂糖依存の兆候があったから。
食後のアイスとチョコがやめられない(笑)
ということで、真相が知りたくて観ました。

感想ですが、観て良かったです。
正直2回観て、めちゃくちゃメモ取りました(笑)
砂糖恐ろしい…。

主役のオーストラリア人の俳優が自分の体を使って実験してく

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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 レビュー(おじさんウォーターボーイズ爆誕)

人生に悩み苦悩するおじさんたちがシンクロを通して這い上がるサクセスストーリー。

序盤はそれぞれのおじさんたちの紹介。
途中から飽きてくる(笑)
コーチが変わった瞬間、スポコンドラマに変貌。
絵に描いたようなスパルタでめちゃくちゃ面白くて笑いました(笑)
体育会系なのでたまらんかったです。
理不尽&理不尽。
必死に食らいつく愛すべき親父たち。
自薦でフランス代表として世界選手権出場。
パフォーマン

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