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2023年 14冊目『理不尽に勝つ』

ラグビーの平尾誠二さんの本です。

帯に(平尾さんの友人でもある)山中伸弥さんの「理不尽を経験すればするほど、強くなる」この言葉が、私の人生を支えてくれた とあります。

理不尽な体験をすることは決して無駄にはならない。

それどころか、確実に人間を鍛えて、強くしてくれる。

理不尽を経験すればするほど、人は強くなる。

だから、もし自分がそういう状況に置かれているのならへこたれてはいけないし、若い人たちにも経験させたほうがいい。

その壁を乗り越えた時、その人は必ず成長しているから。


→自分自身の営業時代を思い出しました。

世の中はフェアではない。

世の中は公平でも公正でもない。

理屈が通らないのがふつう。

それは、世の中を矛盾に満ちた人間が作っているから。

しかし、それでも生きていかなければならない。

「世の中は理不尽だ」を言い訳にして、あきらめては、つまらなことはない。

恵まれないからといって、他人をうらやんだり、妬んだりしても、何も生まない。

自分の夢を実現しようとすること、その過程に、喜びがある。

人は理不尽を経験すればするほど、間違いなく成長する。

そして、乗り越えた時の喜び、達成感は大きくなる。

どのような状況もポジティブにとらえれば、得るものは大きい。

強者の本のようにも読めるのですが、物の見方や考え方を変えることで乗り越えられるという応援歌でもあります。


▼前回のブックレビューはこちら


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