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自分のために、文章を書き始めよう。どうしようもなく幸せになれるから。


1年前に、noteを書き始めた。

文章を書き始めたのは、フリーランスとして自分を売り出すための集客活動がきっかけだった。当初の私にとって、noteで発信するということは、お客さんに出会い売上をつくっていくための手段のはずだった。


それが今ではどうやら、書くことに魅了されてしまったみたいだ。仕事のために書いている感覚よりも、自分の文章を書くこと、それ自体に意味を見出している。


今の私にとっては、書くことは癒しであり、書くことは至福の時間だ。

どうしてもっと前から気づかなかったんだろう、どうしてもっと早くから書かなかったんだろう、と、毎日思う。



情けないほどどうしようもなく、自分のために書いていた


生きづらい世の中から一抜けするきっかけは、書くことの中にある。と思う。

文章を書くことは、私の人生を間違いなく好転させた。



冒頭で書いた通り、私は自分のビジネスのためにnoteで文章を書き始めたつもりだった。


私の売っているコーチングというものは、コーチとクライアントとの相性がお互いのパフォーマンスを司る。

決して安くないお金と、大切な時間をいただく。「あちゃーこの人とは合わなかったわー!」は一番に避けたいし、私だって「役に立てなくてごめん」なんて言いたくない。クライアントさんに不利益があってはならない。


だから私は、「私という人間そのものを知ってもらう発信活動」をすることにした。

私がどんな人で、どこで・どんな風に・何を想いながら育ってきて、どんなことを考えているのか。そのすべてを文章に綴ろうと思った。「あなたがいい」で選ばれる、値段で比較されない仕事をつくるためだ。


そうして1年間諦めずに自分を発信し続け、理想通りのビジネスを構築することができた。発信のチカラはやっぱりすごい。


しかし、気付いたのだ。

当初、「書くこと」は、自分にとっての理想のビジネスを築くためのあくまで手段でしかなかったはずだった。なのに、いつしか「書くという行為」そのものに尊さを感じている自分がいた。


ビジネスとしての発信活動の裏で、辛かった過去も孤独も癒されていた。自分の弱ささえ「それも含めて私なんだぜ」と肯定することが出来るようになっていった。


「書くこと」で、知らないうちに私の人生の幸福度はメッキメキに上がっていった。

面白いことに、売上は幸福度には比例しなかった。書くことを通じて得られた”自分をじわじわ好きになっていく感覚”の方が、いくらお金を積んでも得られない、とんでもない代物だった。


未来のお客さんのために書いているつもりのnoteだった。けれど、情けないほどどうしようもなく、自分のために書いていたのだ。



お金にならなくても、意味があることだから


「稼ぐために、発信しよう」という発信者はめちゃくちゃ多い。

個の時代に合った考え方だと思うし、個人で稼ぎたい人はたくさんいる。私だってその一人だったし、そういった人を応援する仕事もしてきた。


だけど私はこれから、「お金にならなくても、自分のために文章を書こう」というメッセージを発信していこうと思う。時代に逆行していく。


稼ぐことを目的にしなくてもいい「自分のための創作活動」が、どれだけ人生を豊かにしてくれるかを、じっくり伝えていきたいと思っている。



自分のために、文章を書き始めよう。
どうしようもなく幸せになれるから。

もしあなたがこの記事を読んで、「書くこと」を始めてくれたのならば、私にこっそり教えてほしいなと思います。




中野あすか@TRICERATOPSを聴きながら


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【中野あすかについて】
替えの利かない、「ただの話し相手」として。個人でライフコーチをやっております。クライアントさんとお話ししたり、文章を書いたり、ラジオでひとり喋りをしたりしてのんびり生きています。

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