春の雪 / 三島由紀夫 3 中道 亮/プランナー&カフェマスター 2021年4月4日 14:22 『本と音楽と珈琲と。』ブライダルプロデューサーの中道亮です。僕のスキの書き留めです。スキなものに囲まれる豊かで贅沢な時間を。あまりに浮世離れをして体裁と建前の世界で生きる伯爵の元に育った2人。そんな2人の屈折した恋愛の姿は、とても不器用でとても儚い。僕はその儚さの中にうっとりするような「美」を感じ、読み進める。ラストシーンには壮絶な生き方を選ぶ純粋な2人の間を分かつ仏教の教えが登場する。文学と宗教。そこに三島流の重厚な比喩が重なる。これ以上の日本文学があるだろうか。 豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫) www.amazon.co.jp 2,191円 (2021年04月04日 14:21時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ダウンロード copy この記事が参加している募集 読書感想文 183,401件 #日記 #小説 #コラム #読書 #読書感想文 #本 #純文学 #三島由紀夫 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート