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共作小説【白い春〜君に贈る歌〜】第5章「永遠」④


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〈詩〉【神様】



神様 神様 神様 聞こえますか

神様 神様 神様 どうか声を聞かせて

一度でいいから お迎えの前に 

私に 微笑みを見せてください お願い


あなたはどんな気持ちで

私たちを見守ってるの?

やるせない悲しみ 

深いため息ついているかもって感じてます

あなたの悩みには とても及ばないけれど

私にも人並みの 悩みと悔悟があるのです


傷つけ合った 兄弟

愛し別れた 両親

喧嘩したまま サヨナラした父

私 ごめんも言えずに


神様 神様 神様 聞こえますか

神様 神様 神様 どうか声を聴かせて

一度でいいから お迎えの前に 

私に 微笑みを見せてください お願い



いい子でいたかったけど 

そうもいかないのが人生なの

どうして 私がこんな目に遭うの?

そんなことも いっぱいあったよ


どす黒い闇の中に 崩れ落ちてしまいそう

不器用な私なりに もがいた過去の日々があるのです


頑張りすぎて 空回り

人を疑い 裏切られ

息ができない 苦しい心

病に冒された 最期


神様 神様 神様 ごめんなさい

神様 神様 神様 恨んでしまったの

どこまでも愛してくれた人

1番になれない自分 認められなくて



私 あなたに隠してた

でも もうすぐ サヨナラだから

心の荷物 下ろして 

羽ばたいて いきたいの


神様 神様 神様 ごめんなさい

神様 神様 神様 愛してしまったの

好きになってはいけない人 

せめてそばにいさせて 来世があるなら



それとも もしかして

あなたは 全てご存知?

最後にくれたのは ギフト?

溺れる私に 翼をくれたの?


この胸に差し込んだ 一条の光

陽だまりのように 溶けていくよ


最後は あなたの御胸に 戻っていくの

青い空の下 白い春を運んで



神様 神様 神様 感じてます

神様 神様 神様 あなたの愛を

この先に 希望があるなら

私も 希望の光になりたいの お願い

愛する人が 永遠に 

幸せでありますように



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