2017その6_-_コピー

【きのう何食べた?】

こんなタイトルのドラマをちょっと前に夫婦で見ていました。
シチュエーションもユニークで興味深かったのですが、毎回ドラマに登場する献立に関心を持ってみていました。

食べることは大切なこと。
自分の命をはぐくむことですから、やはり丁寧に過ごしたい。
そして、食べるものそのものだけじゃなく、いつ、どこで、誰と食べるか、ということも、やはりやはり、大事にしたい。

カラダのこともココロのことも考えず、ただただ燃料補給するように口に食事を運ぶだけだと、味気ない。
忙しければ仕方のないことかもしれないけど、ときにはゆっくり目の前の食事を味わう機会を作るようにできたらいいのかなぁと。

カラダのこともココロのことも考えず、ただただ口が喜ぶ偏った食事を取り続けていると、ココロもカラダも偏ってしまう。
仕事でうまくいかなかったり失恋した時、いつもの食事がのどを通らないような時に、心を慰めてくれる甘いものやちょびっとのお酒って、気持ちを立て直す元気を与えてくれます(ちなみに、ぼくは下戸なので、お酒のことはよくわかりません)。
たまになら、いいのかもしれないけど、いつもとなるとカラダの養いがおろそかになっちゃうかな。

ドラマでは、ストイックにカラダのコンディショニングを考えた年相応の献立を、食費のことも考えて、身の丈に合わせた食事が登場していました。
そして、料理を楽しむことにやりがいをもって取り組む姿勢に、ぼくはとっても共感。

じつは日頃の鍼施術の時間。
患者さんから毎日の食事の献立アドバイスなど求められることがあります。
そんなとき、「きのう何食べた?」「食べた後のココロとカラダの心地は?」と質問していくと、「今日、食べたらよさそうな食材と調理法」を考え合わせた献立がみえてきます。

毎日食べている食事を振り返って、今のココロとカラダのコンディションを確認することで、いつもの食事が食べ過ぎなのか偏っているかの目安になります。
そのためにも、自分の居心地のよいココロとカラダのバランスを、日頃から知っておくことも大切。
年相応、分相応の自分らしさの基準、毎日の食事を通して見つけていけたら、食べることがもっと素敵な有意義な時間になるんじゃないかしら。
そんなことを、思いついちゃったのだったとさ。


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