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50歳を越えて健康寿命が気になり始めたらいきなりジムに行かないように。その前段階として何をすべきかを考えた方が良いです。

50歳を超えると健康寿命への懸念が高まり、身体の健康維持のために何か新たな取り組みを始めようと考えることがあるかと思います。
一般的に、このような場合「筋トレ」と「ダイエット」などの言葉が思い浮かびますが、これらが必ずしも健康に良い取り組みであるとは言い切れません。例えば、姿勢が悪かったり、肩こりが慢性的であったり、腕が上がらなかったり、メタボリックシンドロームである人々や高齢者が、いきなり筋トレやアクティブなプログラムを受けたとしても、健康になれるとは限りません。
健康産業は商業主義によって運営されており、「やった気にさせる」「やる気を引き出す」ことが主な目的とされています。ですから、無理な運動をしても「やる気」にはなるかもしれませんが、その前段階として、何をすべきかを考えた方が良いです。
ここでは、商業主義とは真逆のアプローチをしている人々に着目します。「見た目が簡単でつまらない動き」(古式ボディワーク)を毎日のように繰り返している人々を観察すると、驚くことに、彼らは実に姿勢がいい。そして、生き生きしている。年齢を聞いて2度びっくり、なんて若々しいんだろう。

どうやら「見た目が簡単でつまらない動き」に秘密がありそうです。古式ボディワークというアプローチは、商業主義とは真逆のアプローチと言えます。商業主義は、効率や効果的な結果を重視する一方、古式ボディワークは、心身の調和やバランスを大切にします。このアプローチは、長期的な健康に焦点を当て、生活機能の維持や回復に役立ちます。一方、商業主義的なアプローチは、一時的な効果に焦点を当て、短期的な目的に向けて取り組みます。

古式ボディワークが健康寿命を延ばし、フレイルを防止することができる理由は、身体のバランスや姿勢や大きな関節の可動域を整え、気血の巡りを盛んにすることで、体の不調や痛みを防止し、運動能力や生活機能を維持することができるからです。また、抗重力筋の繋がりを鍛えることで、立つ、座る、歩くという基本的な力を高めることができ、身体の老化を遅らせることができます。

つまり、商業主義的なアプローチと古式ボディワーク的なアプローチは、目的や効果を追求する方法が異なるため、それぞれに長所と短所があります。しかし、長期的な健康や生活機能の維持を目的とする場合には、古式ボディワーク的なアプローチが有効であると考えられます。

その古式ボディワークですが、一般的には「高齢者の簡単な体操」というイメージが強く、実際にも見た目の動作が簡単な為に、ただただ手足を「なにげなく動かしているだけ」で、全く効果が得られていない事が多いのもまた現実です。

つまり、古式ボディワークの効果を期待するには、身体の使い方にコツがあります。そのコツを会得して、地味にコツコツ継続していくことで初めて効果が現れてきます。

コツは「伸び」です。
「なんだ、伸びね」と思わないで下さい。大人になって頭が知っている「伸び」と、効果が期待できる「伸び」とは、天と地の差があります。
動物に備わっている伸びは、人間だけが大人になると出来なくなってしまいます。そう、コツの「伸び」から練習する必要があります。大変でしょう?

本気で気になりました方は、下記記事も参考にされて下さい。記事内に具体的な古式ボディワークの紹介やYouTube動画へのリンクもあります。

#創作大賞2023 #オールカテゴリ部門

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