達磨のボディワーク / 名古屋勉

菩薩達磨が伝えたボディワーク実践家 自然体の稽古 30年古式ボディワークを実践し続けて…

達磨のボディワーク / 名古屋勉

菩薩達磨が伝えたボディワーク実践家 自然体の稽古 30年古式ボディワークを実践し続けて分かったフレイル予防のコツを伝えています。少林寺流マインドフルネス瞑想 「鍛える前に"ととのえる" 立つ・座る・歩く ファッシアをほぐす」易筋経・洗髄経

マガジン

  • 1,500年前菩薩達磨は知っていた@ 衰えない鍛え方

    ここ数年、マインドフルネスが雑誌やメディアで取り上げられる機会が多くなり、瞑想やマインドフルネスを実践する人が増えている。しかし、自分で実施すると思うような効果を得られずに、疲労感ばかりを自覚する人が少なくない。そして、瞑想をしようとする気持ちまで萎えてしまう。そうなってしまう大きな原因は、姿勢(軸)にあると考えている。姿勢(軸)が大切ということは広く知られているが、「知っている」と「出来ている」は違う。「知っている」が故に、調身、調息、調心の「調身」が、軽んじられているのではないだろうか。

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鎌倉の円覚寺にてワークショップを終えて。管長の横田南嶺さんに感謝

菩薩達磨が禅と共に伝えたボディワーク易筋経と洗髄経をテーマに 鎌倉の円覚寺にて、修行僧の皆様へ、 ワークショップを開催させて頂きました。 易筋経、洗髄経の正式名称 ・少林九段八十一式内経易筋経 ・少林寺洗髄経 ・少林易筋洗髄経 ・外経易筋経 易筋経と洗髄経の目的は? 内経と外経の違いは? 立ちながら整え、 座りながら整え、 歩きながら整え、 組手(対人)で間を感じて整える。 実践と検証です。 修行僧の皆さんの姿勢も抗重力筋の使い方も少し治すくらいで問題ないし、気の感覚

    • 感じる事から始まるのが気功などの古式ボディワークです

      20数年前、スポーツクラブで気功を担当し始めの頃、私の教え方が悪くて「怪しい」というイメージがついてしまってから、「気」という言葉を使わずに「姿勢」を直すことを中心に変えて、基本的な型を繰り返すだけにした。 すると逆に「クラスが終わった後、何ともいえない爽快感と身体の軽さがあります。これが気功なんですか。流行りの〇〇やスポーツの後の爽快感と質が違う気がします。」という人達がパラパラと現れてきます。 「感覚」が鋭い人達との出会いが逆に増えたのです。 気功などの古式ボディワ

      • 古式ボディワークの見えるところと見えないところ

        古式ボディワークには、坐禅も瞑想も、ヨーガのいわゆるポーズも、気功も太極拳も、空手の型も含みます。 古式ボディワークの見えるところ まずポーズや動作を見よう見まねで真似することから始まります。 覚えていくに従い、華やかさや、力強さや、瞬発力を加えていき、腕の位置や足の位置や腰の位置などを微調整していきます。このアプローチは万人に理解し易いところです。 それらにフォーカスすることにより、競技では点数を付けやすくなり、いわゆるフィットネスやスポーツになります。 スポーツにな

        • (感覚とプライドについて)中村天風さんが体感した「絶対のしじま」ってどんな感覚なんだろう。

          中村天風が体感した「絶対のしじま」ってどんな感覚なんだろう? そう思って探求し始めてから35年、あっという間でした。そして、 「絶対のしじま」はこういう感覚なんだろうと確信を持つまでになりました。 しかし、正解かどうかは一生分からないと思います。また、分からないままで良いとも思っています。 なぜかというと、確実に日々元気ですし、もう何も怖いものもありません。 自分のプライドや肩書きが感覚を邪魔することが少なくありません。 そういう意味では、古式ボディワークや坐禅や瞑想を実

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        • 1,500年前菩薩達磨は知っていた@ 衰えない鍛え方
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          菩薩達磨のボディワークが伝えたい合掌

          「手と手を合わせて幸せ」は、昭和のCMの台詞。 合掌を知らない者はいないであろう。 菩薩達磨さんが伝えたボディワークの易筋経と洗髄経の始まりも合掌からです。 特に第一段は、丁寧に合掌を作ることから始まっています。 易筋経や洗髄経に限らず、古式ボディワークの第一段にはコツや秘伝が凝縮されている事が一般的です。 古式の所作の通りに形成された合掌は「由松至繋」を体現しています。外見も中身も一味違います。 ご飯のおかずの材料が詰まった買い物袋も、その合掌に吊るす事ができてしまう

          菩薩達磨のボディワークが伝えたい合掌

          菩薩達磨のボディワーク易筋経と洗髄経ポイントの可視化

          菩薩達磨が伝えたボディワークに限らず、古式ボディワークの動作はとてもシンプルに作られています。 年齢を問わず子供も高齢者も出来きます。スポーツクラブでは「中高年の簡単な体操」と位置付けられています。 商業主義用にアレンジされたカタカナのエクササイズを除いて、あまりやった気もしないので一般的に不人気です(^^) ところが、写真のポイントに気をつけて繰り返し行えるようになりますと、「中高年の簡単な体操」から激変します。 若い人なら、好きなスポーツやダンスやパフォーマンスが向上し

          菩薩達磨のボディワーク易筋経と洗髄経ポイントの可視化

          健康で長生きを目指すなら姿勢改善と伸び

          午前中から筋トレに励んでいる姿勢の崩れた中高年を見る度に、姿勢を治した方が良いですよという声が喉まででかかる。 大きなお世話ですね。 筋トレやダイエットの洗脳が進んだ商業主義の日本では仕方がないともいえます。 最近活躍されている大谷選手のパワーについて「相当ハードなトレーニングを重ねている」というようなニュース記事が一般の人のトレーニングにも影響しているように思います。 その「ハード」を読者がどのように受け取るかです。 大谷選手はとても柔らかくしなやかな身体をしています。

          健康で長生きを目指すなら姿勢改善と伸び

          岡田准一さんが「変な奴だと思われるかも知れませんが、私、『立つこと』にこだわっています」

          岡田准一さんが 「変な奴だと思われるかも知れませんが、私、『立つこと』にこだわっています」と、 発言していた。 「変な奴だと思われるかも知れませんが」という前置きから、岡田さんも周りの人に気を使っているのだと感じました。 ひとは普段、立つ、座る、歩くに関してそんなに意識していない。普段の自分を「自然」と思っている。 ですから、「立つ、座る、歩く」を極めるボディワークは、あまり知られていない。 自然体が出来てくると、 腰痛が軽くなる。 トラウマ、フラッシュバックが無くなる

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          しゃがめる体は、介護されなくても済む体

          しゃがめない中高年が増えてきています。小さな子供はキャッキャ言いながら楽しそうにしゃがみます。 唐突ですが、しゃがめますか? 50歳も越えて健康寿命が気になり始める頃になると、一生自分の手足で生活したい、と誰もが願っていると思います。 しゃがむことが出来ないと寿命が長かった時に自分が辛いかも知れません。 気づかないうちに、足首や手首、背骨の捻り可動域、肩甲骨周り、股関節の動きが悪くなっています。 姿勢も悪いままで大丈夫ですか? ジムやスポーツクラブに通っているから大丈

          しゃがめる体は、介護されなくても済む体

          武道の組手が養う対人ストレス対策

          坐禅や瞑想、マインドフルネス、ヨーガなどは、個人が自己と向き合い、内省するための手法として一般的です。 これらの実践は、ストレスの解消や「今ここ」を感じることに役立ちます。 一方、合気道などの多くの武道には瞑想的な要素が含まれており、人との対峙の中でも瞑想的な深みを維持しようとする修行が行われます。 これにより、対人関係においてもストレスを受けずに済むことがあります。 『マインドフルネスストレス低減法』の著者カバット-ジンは、対人関係のストレス対策に合気道を推奨しています。

          武道の組手が養う対人ストレス対策

          ストレスを率先して抱え込むタイプ

          仕事が好きで責任感と正義感が強すぎて、 ストレスを抱えがちで、肉体が壊れやすい。 だから、いつの間にか「達磨のボディワーク」も生業になったのだろう。 妻も似たもの同士の様で、時々心配になる。 #マインドフルネス

          ストレスを率先して抱え込むタイプ

          気の起こり

          ひとがトイレに行くには、まずトイレに行こうという気が起こります。 いきなり肉体がトイレに向かう訳では無いですよね。 膀胱さんや肛門さんが、そろそろ一杯だからという気を脳や足に送るんだろうね。 そのトイレに行きたい気って、他人もキャッチ出来るんです。 自分の子供が小さい頃に「トイレ行きたいんでしょう?早くいってらっしゃい。」っていう場面がありました。 気の起こりが分かるのですね。 見ただけで痛い場所を言い当てる予約の取れない治療家さんもそういうことです。「気の起こる」場所が分

          10年で食が変わる

          菩薩達磨が伝えたボディワーク、易筋経と洗髄経を続けると、下記のような年ごと9年までの変化があるという言い伝えがありますが、私の体験で10年目を勝手に追加しました💦 1,500年前の食生活ってとても大変だった気がするのです。 ほとんど空腹の時が多かったと思います。 現代日本は、飽食、食べ過ぎなのです。 自然に食が減り「形」は維持されます。 「1年で気が変わる、2年で血が変わる、3年で脈が変わる、4年で肉が変わる、5年で髄が変わる、6年で筋が変わる、7年で骨が変わる、8年で髪

          相手の攻撃的なエネルギーを消滅させる

          達磨のボディワークでは、対人ストレス対策として、組手練習を大切にしています。 攻撃役と受け止め役と、役目を決めて練習します。 やみくもに向かってくる攻撃側のエネルギーを「調和」して、そのエネルギーを「消滅」させます。(調和が難しい) 消滅させることが出来ると、攻撃側の動作が一瞬止まるので確認できます。 このことで、自分の心身も相手の心身も傷つかずに、その場を収めることが出来る事を体験、学習していきます。 もちろん、一人一人の肉体もエネルギーも個性があり難しいですが、

          相手の攻撃的なエネルギーを消滅させる

          静寂☀︎しじま 達磨のボディワーク 

          「易筋経と洗髄経」の肉体を整えるという万人に再現性がある効用はすでに身についていると判断できるメンバーが集まった日は、 「しじま」「静寂」を要求します。 「易筋経と洗髄経」のような古式のボディワークには、肉体を整えると同時に「生命エネルギー」を引き出し、免疫力を高めるという効用があります。 そこは「感じる」世界ですから。 「無心でとてもとても静かな時間」。 いわば立禅。 「易筋経と洗髄経」は動作がありながらも禅や瞑想と同じです。

          静寂☀︎しじま 達磨のボディワーク 

          孫の「しゃがむ」を見ていて

          易筋経に「しゃがむ」という全身の動きがあります。 (スポーツクラブでは「安全第一」なので行いません) 易筋経の「しゃがむ」は、トレンドの「しゃがむ」に比べて見た目はカッコ悪いのでサラッと流すくらいにしていました。 ところが、一歳半になる孫の「しゃがむ」を見て考えを改めました。 孫の「しゃがむ」は、易筋経の「しゃがむ」そのものだったのです。  孫の方が自然な野生の「しゃがむ」でした。 孫は何分も「しゃがむ」「立つ」を繰り返して、キャッキャ言って、遊んでいます。ろくな筋肉

          孫の「しゃがむ」を見ていて