トライリンガルNajiko

怪しいものではございません

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最近の記事

砂糖入りにすれば良かったのに。

この一年、ずっと書きたい書きたいと思っている。 思っているのに何も書けなかった。 こないだ出張で軽井沢に行って、帰りに飲むヨーグルトを買った。ふだん乳製品は取らないようにしているけど、砂糖不使用の飲むヨーグルトというのがどんな味だか気になったから。 酸っぱかった。 ぜんぜん甘くなかった。 砂糖不使用と書いてるのに、私はなんとなく「自然の甘さ」みたいなのを期待していたのだ。 甘くないよ、人生は。 私は焦っている。 甘くない人生に気がつきながら、だけど仕方ないよね頑張っ

    • 芸能人のドラッグにやいのやいの言いたくないの

      「アマニタ・パンセリナ」という本を読んだ。 キンドルで半額セールされていたので買ってみたのだけど、これが面白かった。 中島らも、という人について私は何も知らなかった。どうやら、若い頃から重度のアルコール依存症、睡眠薬や咳止めシロップへの依存症、40代ではうつ病に苦しみ、52歳の時に酒に酔って階段から転落死したらしい。なかなかファンキーな人だ。 「アマニタ〜」には、彼自身のアルコールやドラッグへの依存の体験談、他にもLSDやらアヘン、シンナーから幻覚サボテンまで、古今東西

      • ロードムービーが好き

        ロードムービーが好きだ。 Netflixで久しぶりにハマったのが、このサイテーな世界の終わりというドラマなのだけど、それもロードムービーだった。 私が1番すきな映画はリトルミスサンシャインなのだ。それにパリテキサスも好きだし、イージーライダーも、モーターサイクルダイヤリーズも好きだ。 (でも今ロードムービー50選!みたいな記事みたら、ほとんど観たことない映画だった。おかしいな。) 沢木耕太郎の深夜特急ももちろん好きだ。全巻持ってたけど、そういえば友だちに貸したまま返っ

        • 究極、ぜんぶどうでもいい

          やはり毎日Note投稿するのはムリだった。 (三日坊主はなんか嫌だったので4日間は書いた) 書く時間がないわけではない。ネタも色々おもいつく。だけど、私の中のもう一人の女がささやくのだ。 「そんな文章、書いてどうするん?」って。 この女はたぶん40歳くらいで、ブリーチした長い髪をかき上げながらタバコを吸っている。そして気だるそうに私に言うのだ。 「んーなんか、どうでもよくない?w」 わたしはこの女の声に弱い。と言うのも、この女、普段はけっこう頼れるのだ。嫌なことや

        砂糖入りにすれば良かったのに。

          キャベツを焦がしなさいというお告げだと思ったら違った

          この前、キャベツでも炒めるか・・・と台所に立ったら、 キャベツは、ちょっと焦げたほうがうまいのです というお告げが天から降りてきた。それはもう天啓のように。 刻んだニンニクとごま油をフライパンにしいて、ざく切りにしたキャベツを入れて塩こしょうで味付けする。ふたをして、キャベツがちょっと焦げるまでしばらく放置。 普段の野菜炒めだったら焦げすぎたな・・と思うくらいまであえて焦がす。香ばしい匂いがしてくる。 このキャベツ炒めが、めちゃくちゃおいしかった。キャベツの自然な甘

          キャベツを焦がしなさいというお告げだと思ったら違った

          ニカラグアからオンライン帰省

          コロナで休暇帰国できないし、ヒマだしで、何をするかといえばもっぱらYouTubeとNetflixを見ている。 YouTubeに「city walks」というジャンルがあるのをご存知だろうか。日本語だと「街歩き」。 撮っている本人は映らず、しゃべらず、ひたすら街を歩くだけの動画だ。見ていると、自分もその街を歩いているような気分になれる。 最初のうちは行ってみたい外国とかを見ていたのだが、気がついたら「渋谷」「新宿」「東京駅」からはじまり、地元の「みなとみらい」「横浜」など

          ニカラグアからオンライン帰省

          アノニマスがニカラグア保健省をハッキング

          先週、「ニカラグア保健省を国際ハッカー集団アノニマスがハックして大量の情報が流出した」とニュースになっていた。 なんでもアノニマスの情報によって、ニカラグア保健省が、実際に発表している数の3倍くらいのコロナ陽性患者を隠蔽していたことがわかったらしい。 まじかアノニマス。 嘘か本当かよくわからない話だが、この国にいるとそういうことがわりと多いので、まあそんなこともあるか・・・と流すことにした。 こうやって、海外在住の日本人はどんどん適当な人間になっていく。 日本にいると、

          アノニマスがニカラグア保健省をハッキング

          お前んちクサイ

          2年ほど前、母が「テレビに出ることにした」と言い始めた。「というかもうすでに出てる」と言う。 母に見せられた動画では、嵐の櫻井くんが朝から元気に体操をしており(栄養ドリンクのCMだった)、奥のほうに満面の笑みで体操している母が小さく映っていた。 昔から目立ちたがりな母であったが、その最終形態はテレビのエキストラになることだったらしい。 その後もいくつかCMやら再現VTRやらに出ていたが、やりたいならやれば〜?と言う感じであまり気にしていなかった。 * その頃、ちょう

          やりたいこと100個かいてみる

          これからの人生でやりたいこと、達成したいことを100個ノートに書くといいと聞いた。どうやら意識高い系の人たちの間では、何年も前にそういうブームがあったらしい。 しかし100って多くないか。 なんでも、自分に制限をかけずに思いのまま書き出していけば、意外と100個は軽くいくんだとか。そういうもんか。そうかもしれん。さっそく買ったばかりのノートを開いてペンをとった。 (このノートはニカラグアの文房具店で、必死に「日本には売ってなさそうなデザインの表紙」を探して見つけた。2匹

          やりたいこと100個かいてみる

          人って、ひとりぼっちよ。だからって悲しまなくてもいい。

          「孤独感」というものについて話そうと思う。 * 自分の記憶の中でずっと残っている景色というのがあって、それはオーストラリアの寂れたビーチがどこまでも続いていく様だ。 ビーチには誰もいなくて、私は一人で波打ち際を歩いていた。 海は青というよりは濁ったグレーで、砂は白というよりは黒っぽいグレーで、潮風はどことなく生臭かった。もうすぐ日没だったので、太陽の光がどんどん弱まり、あたりは薄暗くなってきた。 私はその時、二十歳で、一人でオーストラリアの東海岸を旅行していた。いわ

          人って、ひとりぼっちよ。だからって悲しまなくてもいい。

          ミルカを飲んでも懐かしくない私は

          ニカラグア人にとって懐かしの味(?)であるジュースを飲んでみたら、自分が外国人であることについて考えさせられたお話です。 * 私の叔母は典型的な「日本社会が合わない」タイプで、若い頃にバックパックで世界を周り、最終的にオーストラリアをいたく気に入って永住し、そこで出会ったイギリス人の叔父と結婚した。 叔母は「日本の文化は大好きだけど、住むのは、ストレスが多すぎてムリ」と言っていた。何となく気持ちはわかる。 それに対して叔父は、「えー僕はしばらく日本に住んでみたい」と言

          ミルカを飲んでも懐かしくない私は

          さいきん鼻の穴が広がってる気がする

          さいきん自分の鼻の穴が広がっている気がする。 こんなことを書くと、お前の鼻の穴の大きさなぞ知らん、と言われそうだが、他にすることもないので書いている。誰かの批判をするわけでもなく、私が私の鼻の穴の話をしているだけなのだから、誰の迷惑にもならないだろうと思う。 これを読んでいるあなたも、こう言っちゃなんだが、かなりの物好きである。 * 鼻の穴の話に戻ると、なんだか大きくなっているな、と思ったのはつい5分ほど前のことである。 パソコンの画面が暗くなって映った自分の顔をみ

          さいきん鼻の穴が広がってる気がする

          ニカラグアと日本のコロナ政策に思うこと

          ニカラグアに住んでると言うと、よくアフリカ?と聞かれる。ニカラグアっていう国があるんだ!と言われて驚いたこともある。 (ちなみに国際法を勉強したことのある人は例外で、絶対に「あのニカラグア事件の!」と言う。そう、あのニカラグアだ。) それくらい、大抵の日本人にとってニカラグアは遠い存在だ。そして興味もない。 だけど、ニカラグアでも日本と同じようにたくさんの人が一生懸命に毎日を生きているんである。 ・・・ 地球の反対側にあるニカラグアまで、コロナウイルスはしっかりと届

          ニカラグアと日本のコロナ政策に思うこと

          やっぱり河合隼雄。

          昔すごく辛いことがあったとき、河合隼雄さんの本を読んで救われた。 最初に読んだのは「こころの処方箋」だったか。よく覚えていないけど、色んな子どもたちの症例を語る内容だったと思う。 (知らない方のために補足しておくと、河合隼雄は日本におけるユング派心理学の第一人者で、日本の臨床心理の基礎を作った) そのとき私はもう大人で、悩んでいた理由は本に出てくる子どもたちのそれとは似ても似つかなかったのに、なぜだか泣いた。癒やしの涙だった。 最近立て続けに河合隼雄さんの本を3冊ほど

          やっぱり河合隼雄。

          散文的セクシャリティ考察

          自分が無力だなと感じることって、けっこう多い。 ものごとが自分の理解の範疇を超えているときとか、 伝えたいことがあるのにそれをうまく表現する言葉が見つからなかったりとか、、 セクシャリティについて考えるとき、私はそういう無力感みたいなものを感じる。 性自認だとか女性差別だとか男女平等だとかフェミニズムだとかLGBTだとか・・・いろんな専門用語が生まれているし、それに関する文献もたくさんある。 だけど自分がセクシャリティについて書くとなると、〇〇だから××であって、〜

          散文的セクシャリティ考察

          悩むくらいならバカなことをしよう

          先日、SNSを利用したバーチャル二人旅について書いた。 割と周りからの反応は良かったんじゃないかと思う。色々な人が「面白い」と言ってくれた。 ただ、私は思う。 果たしてあの記事は本当に”面白い”のだろうか。 _____ 今日、とある専門的な勉強会に参加して、その内容があまりにも面白くて2回くらい泣きそうになった。(念のためだがお笑いの勉強会とかではない。) 新しい知識や視点を示されて、一気に目の前が開ける感じ。脳内から快感物質がどっと出てくるあの感じ。もっと知りた

          悩むくらいならバカなことをしよう