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究極、ぜんぶどうでもいい

やはり毎日Note投稿するのはムリだった。

(三日坊主はなんか嫌だったので4日間は書いた)

書く時間がないわけではない。ネタも色々おもいつく。だけど、私の中のもう一人の女がささやくのだ。

「そんな文章、書いてどうするん?」って。

この女はたぶん40歳くらいで、ブリーチした長い髪をかき上げながらタバコを吸っている。そして気だるそうに私に言うのだ。

「んーなんか、どうでもよくない?w」

わたしはこの女の声に弱い。と言うのも、この女、普段はけっこう頼れるのだ。嫌なことや辛いことがあっても「まーどうでもいいじゃん、死ぬわけじゃなし」とカラッとした声で言ってくれる。この人のおかげで、わたしは人生を楽に生きられるようになった。

そうだよな、たしかにこんな文章を書いて投稿したところでなんの意味もないよな。なんの意味もない♪なんの意味もない♪(この歌なんだっけ)嗚呼、人生は諸行無常。おごれるものも久からず。夏草や、ツワモノどもが夢の跡・・・パトラッシュ・・・

だがしかし。

厄介なのは、わたしが飼っているのはこの女だけではないのだ。

もう一人は10歳くらいの女の子で、おめめをキラキラさせて「わたしを見て!!!」と叫んでいる。

「だって、わたしがこの世界の中心だもん!わたしが考え行動する一挙一動が、ぜ〜んぶ重要だもん!!!どうでもよくなんて、ナイ!!!!!」

この女の子は大抵の場合静かにしているのだが、わたしが暇になってエネルギーを持て余すと、ベッドからむっくり起き出してくる。この子が走り出すと、わたしは色んなことを始める。

2年前には、インスタグラムで変な写真を毎日投稿し、ブログを開設し、Noteを始めた。

(平気でこんな変顔とか投稿していた。我ながら怖い。)

一年前には小説を書いた。(下手くそすぎて誰にも見せられない)

今回は、Noteを再開し、友人とラジオトークを始め、一人でRecの音声配信もやろうかな・・・とか考えている。色々考えるんだけど、結局そんなに行動できていない。

自分の中で、やろうやろう!と腕をひっぱる10歳の少女と、「えーめんどくさいよ〜Netflixみようよ〜」と嫌がる40歳の女がいて、モヤモヤしたまま身動きできなくなっている。

なにせ、発信すると言うのは難しい。

わたしの中の気だるい女は、すぐに「どうでもよくね?」と言ってくるのだが、一体この世の中、「どうでもよくないこと」なんてあるんだろうか。いわゆるお役立ち情報だって、その情報を必要としてない人からしたらどうでもいいし、わたしが発信しなくてもネットにあふれている。

「おもしろいこと」と「美しいこと」だけは、きっと価値がある、と信じているけれど、これも世界中にあふれている。

これは今までにない、新しい感じだろう!と思って発信しても、そんなに反応がないと、すぐ自信がなくなる。というか、なかなかそんなアイディアも沸かないし。

インスタは全然フォロワー増えなかったし(友人は面白がってたけど)、Noteは頑張って書いた記事にさほど反応はなくて、めちゃくちゃ適当に書いた鼻の穴の話がここ最近一番スキされた(もちろんスキしてもらえたら超嬉しいんですけどね。ええ。ありがとうございます)。

今ここまで書いて、この記事を読み返したら、例の女がまた「え、このあんたの悩みこそどうでもよくね?www」と言ってきた。ええい、うるさい。

たぶん、わたしは、そのうちRecの配信も始めるんだろうな。自分の話のどうでも良さにヒヤヒヤしながら。

もし興味があれば、ラジオトーク「トーフの缶詰」も聴いてくださいね。ほんと、どうでもいい内容なんですけどね。

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