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インセンティブとか昇進だとか

先日、会社からインセンティブの話があった。


私は営業ではないので、売上成績もないのでインセンティブとは無縁だった。それが、会社が社員のやる気アップを狙って、インセンティブを出してくれるみたいなのだ。


資格取得をすれば給与アップ。
加えて、一定の条件を満たせばインセンティブがもらえるらしい。


会社員として働く以上、給料は多いに越したことはない。もらえるものはもらっておく。それがお金ともなると尚更だ。


そう思う気持ちはあるものの、その話を聞いても私の心は微動だにもしなかった。「へ〜」とどこか他人事なのであった。


この出来事から、自分が求めているものが見えた気がした。


自分が欲しいものは、お金よりも時間なのだと。


インセンティブをもらえれば給与が増える。
資格取得すれば給与が増える。
つまり自分の手元に残るお金が増える。


一方で、そのお金を手に入れるまでのことを考えるとうんざりしてしまうのだ。


インセンティブをもらうために仕事を頑張らなくちゃいけないから、今までよりも労力が増える。
インセンティブも条件を満たしたからといって勝手に給与に反映されるものでもない。どれだけのインセンティブがもらえるのか自分で計算をして申請書類を書いて提出する。


その手間を考えただけでも面倒くさい。


資格取得だって、資格取得のために仕事以外の時間を使って勉強することになる。その資格が欲しいと思うのならいいけど、そこまで興味のない資格を取得するために、1日何時間も費やすなんてありえない。


資格取得して給与アップしたとする。でも、それまでに費やした時間を考えると、その時間は何ヶ月分の資格手当で回収できるのだろうか。



そのお金を手に入れるために、犠牲にしている時間があるのだ。



そんなことを考えてしまうから、インセンティブや資格手当がつくとか言われも私の心は全然ときめかないのだ。



それよりも、残業が少ない人には効率的に仕事を進めた成果として給与アップして欲しい。仕事が終わった人は定時になっていなくて早く帰ってOKとか、週休3日にしてくれる方がよっぽどやる気が出る。


お金を増やすよりも、働く時間を減らしてくれた方がよっぽどやる気が出るというわけだ。


もちろん仕事に何を求めるかは人によって違う。
私だって今はこんなことを言っているけど、家庭を持つようになればお金を求めるようになるかもしれないし。


労働に対してこんなふうに考える私は、企業からすればやる気も成長意欲もないどうしようもない社員なんだろうな。


てゆうか、会社員向いてないよなって思う。笑


昇進したいとかも1ミリも思わないんですよね。
昇進して仕事量や責任が増えるくらいなら、今の仕事量で無理せず働きたいと思う。お金をもらう代わりに仕事の昼休憩返上で仕事をするより、小心とかインセンティブよりも昼休憩には公園でお弁当を食べて散歩する時間が欲しい。


働かされる時間を極力減らして、自由な時間で自分が好きなことをしていたいと思う。


昇進とかインセンティブにご縁のないどうしようもない私のような社員を雇ってくれる会社に感謝するとともに、今日も私は定時に帰ることを楽しみに働くのである。

最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️