見出し画像

小栗旬みたいな人にはなれない

「トークイーンズ」というテレビ番組に小栗旬がゲスト出演していた。


だいぶ前に金スマに小栗旬がゲスト出演していた時、小栗旬みたいな自然な笑顔ができる人って素敵だな、自分もこんな笑顔ができる人になりたいなと思った。そして、今回も赤裸々に自分のことを話す小栗旬を見て、ああ、小栗旬のこういう雰囲気好きだなと思った。


自分を大きく見せようとせず、「自分はダメダメなんです」と自分の弱さをさらけ出せるところ。そう話しながらも表情はやさしい笑顔で、周りの人からも愛されていることが伝わってきた。


人は自分にないものを求めがちだ。私が小栗旬に魅力を感じるのは、自分にはないと思っているものを持っているからだと思う。


・自分の弱さを笑いながら話せること
・社交的で誰とでも仲良くなれること
・交友関係が広いこと
・柔らかくやさしい笑顔と雰囲気



一方、自分は、

・自分の弱さを人にさらけ出すことが苦手
(自分の弱さを深刻に捉えて抱えこみがち)
・自分のことを他人に話すのが苦手
・人と話すことに自信がないし、交友関係を広げるのも苦手
・ルーティーンで生きることを好み柔軟性に欠ける


と自分のことを理解している。小栗旬とは対局にいる人間な気がする。これがまだ20代前半とかであれば、小栗旬みたいな人になりたいと純粋に憧れを抱き、その理想を追っていただろう。でも、そこから年を重ねた今は思う。



自分は小栗旬みたいな人にはなれないと。



諦めと言えばそうかもしれないし、悲観的に聞こえるかもしれないけど、自分自身は悲観的には思っていない。自分のことを理解した結果、自分は自分、他人は他人として受け入れるようになったのだと思う。



人間には内向型と外向型がいる。私は間違いなく内向型の要素が強い。小栗旬はきっと外向型なんだと思う。もし自分が、小栗旬のような外向型の人間だったら、もっと交友関係も広くて、色々な人と楽しく会話ができて、今とは違った自分で楽しい人生を送っていたんじゃないかと羨ましく思ったりする。


悩みだって、自分の内側に意識が向く内向型の自分とは違って、外向型は外に意識が向く傾向があるため、自分のことばかりで悩まずに、人のことで悩んだり、人のために悩んだりすることが多いのかもしれない。自分のことばかりで悩む自分は、自己中心的で幼稚に感じるし、そんな自分を否定しがちだ。


きっと外向型の人にもそれなりに悩みはあるのだろうけど、その悩みすらも羨ましく思う。


自分にはないものを持っている人を見ると、自分もそんなふうになれたらなあと思うけど、そもそもの根本が違うのだから、そうはなれないことはわかっている。なれないのにそれを理想として追いかけて、無理をして、理想じゃない自分を否定し続けて、いつまでも理想は理想のままで苦しんできたのが20代の前半だった。


小栗旬みたいな人になれると思って無理をして頑張っていた20代前半の自分。そこから、少しは自分のことを理解できるようになった。わたしはきっと小栗旬みたいな人にはなれないけど、今はそれをわかった上で憧れている。


憧れや理想に思うものは一緒であってもその過程が少し変わった。それを成長とでも言うのかな。今ならあの時よりは楽に理想を追いかけることができる気がする。


同時に、自分がこうして毎日毎日飽きもせずに、日々感じたこと考えたことを言葉にできているのは、内向型の自分だからこそできていることだと思っている。そんな自分も素敵だなとも最近は少し思っている。


最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️