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職場が変わって思うこと
会社に行くのはダルいし、行かなくていいなら、もちろん行きたくない。
でも、前ほど「行きたくない」とは思わなくなった。
というのも、5月から職場が変わったから。
職場が変わることを知らされた時は、通勤時間は倍になるし、嫌だなーと思った。
新しい職場に出勤し始めた1週間ぐらいも、すでにそこで働いていたスタッフたちの空気感に、どこか馴染めていない気がして、「前の職場の方が良かったなー」と思った。
だけど、1ヶ月もすれば面白いもので、「今の職場の方がいいかも」と思うようになった。
1番の心境の変化は、冒頭にも書いた、会社に行くのが嫌じゃなくなったこと。
これまでは会社に行くのが嫌で、無理して、頑張って、毎日出勤していたことに気づいた。
職場での空気感、声の大きな上司、圧力、圧迫感。直接何かを言われるわけではないけど、あの空気感が息苦しくてしんどかった。
職場が変わらなかったら、今日も、「会社に行きたくない」という気持ちを押し殺して、無理をして出勤していたと思うと、職場が変わって救わたような気もする。
同時に、人が、心の病気になる理由が少しわかった気がする。
人は、適応力が高いから、無理をしている状態に慣れることができる。その状態が当たり前になると、無理をしている感覚が麻痺して、無理をしていることに気づかなくなる。
その状態が長く続くと、心が病気になるのだと思う。
だから、「しんどいかも」が続いた時は、休息をとったり、環境を変えたりすることが大事。
そうはわかっていても、心が疲弊している状態で、休息をとることや、環境を変えるための行動をとるのは、簡単じゃないことはよくわかる。
休息をとると言っても、有給を取ることぐらいしかできないし、有給を取っても、休み明けが余計に憂鬱になるだけで、それじゃ何も変わらないことも知っている。
私のように、たまたま環境が変わって、それがいい方向に変化したのは、ラッキーだったと思う。
自ら選んで決断したわけではない私が、休息をとろうとか、環境を変えようと強くは言えない。
でも、今回の経験を通して学んだことは、
無理をしている状態に、
自分では気づけないということ。
’’しんどい’’に、
人は耐えられてしまうということ。
環境が変わり、その場所から離れてやっと気づくものだったりする。
そのことに気づいて思うこと。
それは、休職する人、会社をやめる人、何度も転職する人、会社員以外の選択をする人、、、。
そういった人たちを、世の中では、「逃げ」とか「忍耐力がない」とかネガティブに捉えられがちなように感じる。
私は、しんどいことから離れられる人は、勇気がある人だと思う。
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